8月15日、2013年、当時学生だったナ・ワンさん(写真)は、家賃を稼ぐためシドニーから中国に魚油カプセルを送る副業を始めた。シドニーで2日撮影(2016年 ロイター/Jason Reed) [シドニー 14日 ロイター] - 2013年、当時学生だったナ・ワンさんは、家賃を稼ぐためシドニーから中国に魚油カプセルを送る副業を始めた。33歳になったワンさんは今、中国の顧客のためにオーストラリアの食品やダイエットピルを購入するいわゆる「代購(代理購入)」業者の1人として活躍している。 小売りコンサルタントによると、オーストラリアには現在、最大で4万人もの「代購」業者が存在しているとみられている。彼らはソーシャルメディアやモバイル決済アプリを駆使、中国本土の顧客から注文を取って現地で製品を購入している。「代購」が最初にブームになったのは西欧で、その当時はグッチのハンドバッグなどの高級品を欧州から