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残念ながら、今の日本では、投資のプロフェッショナルといえる人は稀少です。しかし、今、フィデューシャリー革命ともいえる大きな改革の断行により、投資運用業界は、真のプロフェッショナル業へと新生する機運をつかもうとしています。投資のプロフェッショナルへの道は険しいですが、その社会的意義は大きく、その知的興奮は静かに深い。さあ、今こそ、真の投資のプロフェッショナルを目指すときです。 大学生や大学院生のうち、あるいは、金融界などで働く人のうち、投資のプロフェッショナルを目指している人は、どれほどいるのでしょうか。そもそも、投資のプロフェッショナルが何であるのか理解されていない現状、また、見本となるべき投資のプロフェッショナルを見かけることも稀な現状では、それを目指す人など、わずかなのだろうと思われます。 勘違いといいますか、心得違いといいますか、妙な幻想か憧れで、相場でうまいことをして儲けたいという
マツダの世界戦略について書くのは難しい。そもそも、そういう文脈でマツダの人と話しても、話が噛み合わないのだ。マツダが世界のどこでビジネスを伸ばし、どんな規模の会社になろうとしているのかを問うと「笑顔になれるクルマを作ることなんです」と答えが返ってきた。 仕方がないので質問を変える。マツダは比較的欧州に強い。それもドイツを中心とした北方だ。南方はどうするのか、東欧圏はどうしたいのか、そのあたりの戦略はどう組み立てるのか――。そう聞いて返ってくるのは「マツダは小さい会社です。2%の人に満足してもらえるクルマを作り続けられるように、理想を追求していきます」。 煙に巻こうとして言っているわけでないのが表情で分かるから性質が悪い。「マツダという会社がどうやって人の役に立てるかを考えています」なんて青年の主張みたいなことを、不惑もだいぶ過ぎたようなおっさんが熱弁するのだ。 美しい言葉の裏側 正直なとこ
少しハッパを掛けられましたので、宿題だった自滅する地方についてエントリーを上げます。 さて、今回取り上げるのは、静岡県東部の諸都市です。 沼津市は県東部で最大の市でありまして、人口20万人。県東部の商業中心(だそう)です。ただ、この数十年の間に、お馴染みの中心市街地の空洞化(と郊外化)が進展しました。そして、現在、沼津市に持ち上がっている問題でターニングポイントになりそうなのが、沼津駅周辺高架事業であります。 沼津駅は東海道線だけでなく、御殿場線の発着駅でもありまして、そのため駅周辺はJRの広大な所有地になっています。この部分を整理して路線の高架事業を進め、貨物駅の一部移転を行なおうというのが、沼津の政財界の長年の夢でした。現在、高架事業は、移転先として候補に挙げられた片浜地区住民の反対によって宙に浮いた状態です。それでも、ジリジリと着実に高架事業計画は進められ、おそらくは数年内に実施され
普通に投資信託といわれているものは、法律上は、委託者指図型投資信託です。ここで委託者というのは、投資信託を運用している投資運用業者のことです。なぜ、投資運用業者が委託者なのでしょうか。委託者というのは、資金をもっていて、その運用を投資運用業者に委託するもの、即ち、投資家であるべきではないでしょうか。日本の投資信託は、そもそも、構造がおかしいのではないでしょうか。 普通に投資信託といえば、法律上の委託者指図型投資信託のことですから、ここでは、この意味で、投資信託という言葉を用います。さて、この日本の投資信託ですが、固有の歴史的背景もあって、現時点からみれば、また海外の動向からみても、根本的な構造において、特異なもの、抜本的改正の余地の大きなものといわざるを得ません。 投資信託を成り立たせるためには、信託受託者の機能、資産を管理保全する機能、資産を運用する機能、投資家の接点としての機能の四つの
ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。 お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。 金融庁の金融モニタリングレポート(2015年7月)が公表されています。 90ページからは投資信託に関するモニタリング結果がまとめられていますので、ご興味のある方はご一読ください。 詳細はこちら 以下、気になる部分をピックアップしました。 ○投資運用業者の運用態勢 -日本:ファンド数は5,539本、残高97兆円。1本当たり残高平均は175億円(米国はファンド数7,986本、残高1,940兆円。1本当たり残高平均は2,429億円) -2011年に新規設定された投信→ピークでも7割の投信は100億円に達していない -日系の運用会社:社長、取締役、監査役の8割が系列の販売会社出身。けん制機能として、独立社外取締役をもつ会社は、調査対象となった日系の運用会社14社のうち2社のみ。 -商品提供
ソーシャルファイナンスの教科書という名前がついていますが、副題がステキです。 「社会」のために「あなたのお金」が働くということ まさにこの本の中身を一言で言い表しています。 ソーシャルファイナンスの教科書―――「社会」のために「あなたのお金」が働くということ 作者: 河口真理子 出版社/メーカー: 生産性出版 発売日: 2015/06/30 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 投資というとどういう風にすれば儲かるか?この視点で書かれた本が圧倒的多数です。でも、投資ってそもそも何なの?金融ってなんなの?という視点を一般生活者に響く言葉で伝えられる本は数少ないのが現状です。 多くの人はまず消費者であり、労働者であると思いますが、実は保険や年金基金を通じて株主でもあります。その株主が目先の利益ばかり注目して、そもそも会社が進むべき方向について無頓着であったならどんな社
そういえば、一番最初も武藤と呼んでいたのを思い出す。ユース上がりとは聞いていたが、プレーを見たことはない一人のルーキーであった。 しかし、開幕の柏戦でスタメンの座を掴み、あっという間にぼくの心も掴んでしまった。そして、いつの間にか愛称の「よっち」と呼ぶようになっていた。ユースから見続けているサポーター仲間も多くとても羨ましかった。 それでも、その頃は少し子供扱いしていたところもある。よっち、よっち、よちよち、と。 今はどうなったのかというと、「よっち」と呼ぶこともあるが、どちらかというと「武藤」と呼ぶ方が多くなった。頼りなかったルーキーが、あっという間にエースストライカーになっていたのだ。FC東京は武藤がいないと勝てない武藤頼みのチームになっていた。 1stステージでは、浦和を始めとする強豪には勝ちきれなかったが、最終的には2位でフィニッシュすることが出来た。武藤がいなかったら果たして何位
原丈人さんの本を探すと、 『21世紀の国富論』(平凡社)という本が見つかります。 その本の帯には 「シリコンバレーで 数々の企業を成功させてきた 実業家が語る日本の未来」 と記されています。 アメリカで大きな成功をおさめた日本人らしい。 そして、いくつもの企業を育てるための後押しをする人? 正直言って、ぼくには縁遠い人だと思っていました。 しかし、本を読むとおもしろい。 ひとつは底を流れる「怒り」があること。 「怒り」を売り物にする人はいっぱいいるけれど、 この人の「怒り」は、静かで本気だと思えたのです。 もうひとつは、「希望」を軸にして行動していること。 解決策が必ずあるものだと信じきって動いている。 これが、とても気持ちよかったのです。 アメリカで成功した人のなかには、 こんな人もいるんだ‥‥と、興味はあったのです。 でも、その人と突然会うことになるとは、 思ってもいませんでした。 で
6月24日(水)に『投資は「きれいごと」で成功する――「あたたかい金融」で日本一をとった鎌倉投信の非常識な投資のルール』を出版した新井和宏さんと『チームの力: 構造構成主義による”新”組織論 』を出版した西條剛央さんの出版記念講演会が開催されました。 新井和宏×西條剛央出版記念講演会 いいチームをつくりましょう 〜ソーシャルと成果を両立させる金融とボランティア組織の共通点〜 日時:2015年6月24日(水) 19:00〜21:20 場所:めぐろパーシモンホール イントロダクション: 大久保寛司さん(人と経営研究所所長) 物事を本質から考えてチームを組織した西條さんと鎌倉投信の新井さんの講演、さらに大久保寛司さんのファシリテーション付という超豪華なイベントだったのですが、このメンバーだったらもっと聴きたいと思わせながらも強烈なエッセンスを短い時間で浴びせていただきました。 イントロダクション
6月10日(水)に増上寺光摂殿でお江戸百年塾レポートの続きです。 投資先と苦楽を共にする、経済ではなく経営に投資するというお話です。本来、投資に宿っている「資する」という感覚が利だけ求める投資には欠けているように感じます。私が個別株投資から投資を始めたから余計にそう感じるのかもしれませんが、新井さんが話していた苦楽を共にするという感覚には共感できます。 お江戸百年塾2015#5 『投資は「きれいごと」で成功する』 講師:新井和宏さん(鎌倉投信 取締役・運用部長) 日時:2015年6月10日(水) 18:30〜20:40 ■ 投資先と苦楽を共にする 新井: 投資先と苦楽を共にするという概念は普通の運用会社にありません。 「厳しいなら株を売ればいいじゃん。」 こういう態度は会社から嫌われます。あなたの周りに調子のいい時だけ寄ってきて、調子の悪い時に去っていく人がいたとしてその人は好かれるでしょ
日本の投資運用業者には、単独で上場しているものは少ないですが、親会社の金融機関が上場しているものは多くあります。さて、直接に、また間接に、上場している投資運用業者は、当然に、株主に対する責任を負い、同時に、顧客である投資家にも責任を負い、また、投資家を代理して議決権を行使するものとしての責任を負うわけですが、これらの責任は、相互に矛盾なく履行可能なのか。 日本では、単独で上場している投資運用業者はわずかです。しかし、上場している銀行、証券会社、保険会社等には、傘下に投資運用業者をもつものが少なくありません。こうした間接上場を含めれば、案外、上場している投資運用業者は多くあるのです。 さて、これらの上場している投資運用業者は、自らの株主に対する責任、自らの顧客に対する責任、顧客を代理して議決権を行使するものとして他の上場企業に対する責任、この三つの責任を負うのですが、これらの責任について、相
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