【ワシントン=芦塚智子】米連邦最高裁は13日、大企業が従業員に新型コロナウイルスのワクチン接種か週1回の検査を義務付けるよう求めたバイデン政権の措置について、施行差し止めを命じる判断を下した。政権の接種促進政策にとって痛手となる。一方で政府の助成を受ける医療施設の職員に対するワクチン接種義務化は認めた。企業でのワクチン接種・検査義務化は従業員100人以上の企業で働く約8400万人が対象だった。
【ワシントン=芦塚智子】米連邦最高裁は13日、大企業が従業員に新型コロナウイルスのワクチン接種か週1回の検査を義務付けるよう求めたバイデン政権の措置について、施行差し止めを命じる判断を下した。政権の接種促進政策にとって痛手となる。一方で政府の助成を受ける医療施設の職員に対するワクチン接種義務化は認めた。企業でのワクチン接種・検査義務化は従業員100人以上の企業で働く約8400万人が対象だった。
米食品医薬品局(FDA)が8月23日、製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを正式承認したことで、従業員が接種義務化に反対して雇用主を訴えても、勝訴することはほぼ不可能になる見通しだ。複数の法律専門家がこうした見解を示した。 ワクチン関連法についての論文執筆者、ブライアン・ディーン・エイブラムソン氏はFDAの決定について「劇的だ」と述べ、この決定と、決定に伴う接種義務化を巡って訴訟を挑むのは極めて難しくなると予想した。 FDAによる正式承認を受け、政府や民間企業による接種義務化を予想する声が強まっている。 米国では昨年12月から、FDAによる緊急使用許可(EUA)に基づいて新型コロナウイルスワクチンの接種を受けられるようになった。 米食品医薬品局(FDA)が8月23日、製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを正式承認し
国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナウイルスワクチンの精力的な接種が進めば、米国民は来年初秋までに通常の生活に戻れるとの見通しを示した/Noam Galai/Getty Images (CNN) 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は30日、各州が精力的に新型コロナウイルスワクチンの接種を進めれば、米国民は来年初秋までに通常の生活に戻れるとの見通しを示した。 ファウチ所長はカリフォルニア州のニューサム知事のインタビューに答え、ワクチンの接種は当初予定より遅れているものの、遅れを取り戻すことができれば、来年の4月初めからワクチンを広範に行き渡らせることが可能だと語った。 米政府は当初、12月末までに少なくとも2000万回のワクチンを接種できるとしていたが、米疾病対策センター(CDC)のデータによれば、12月下旬の時点で供給されたワクチンは約1240万回分、接種されたの
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