ソニーグループは18日、金融事業を手掛ける完全子会社ソニーフィナンシャルグループ(SFGI)の株式上場を前提にしたスピンオフ(分離・独立)を検討開始したと発表した。2-3年後の実行を念頭に置く。 発表によると、スピンオフの実行後も同事業が社名を含むソニーブランドを活用し、ソニーグループ各社とのシナジー創出を継続できるようにソニーGがSFGI株20%弱を保有する前提としている。実行予定時期などの詳細は未定で、今年度末にかけて詳細の検討を進める。 十時裕樹社長兼最高財務責任者(CFO)は経営方針説明会で、スピンオフの検討を決めた理由について、半導体やエンタテインメント関連事業を中心に「さらに中長期的な成長、拡大を志向していくにはこれまでとは違う次元の投資が必要になってくる」と説明。金融事業でも多くの資本が必要となり、キャピタルアロケーションの観点から「投資の両立は容易ではない」と述べた。 スピ