シンガポール政府系ファンドのGICが、大型オフィスビルの汐留シティセンター(東京都港区)を売却する方針であることが分かった。年内に買収候補を募る入札開始を目指す。売却額は3000億円を超えるとの見方も出ている。複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。 関係者らによると、2024年3月までの売却完了を目指す。三井不動産がビルの一部を所有しており、持ち分を売却する可能性もあるという。GICのフィナンシャルアドバイザーは三菱UFJ信託銀行と米不動産・投資管理会社ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)が担っており、一部の投資家に購入を打診している。