突然ですが、皆さんは「善玉菌」「悪玉菌」の話を知っていますか? 人間の腸内には数十億もの菌が常在していますが、大きく分けて「善玉菌」「日和見」「悪玉菌」の三種類に分かれます。人間の健康にとっては、この三つのバランスが大切で、善玉菌二割、日和見菌七割、悪玉菌一割のバランスが正常なバランスであり、このバランスが崩れると身体に様々な異常が起こると言われています。 面白いのは、善玉菌を異常に増やし、悪玉を死滅させた途端、善玉菌は捕食する相手がいなくなり、善玉菌もまた死んでしまうということです。つまり、善玉菌が生きるには、悪玉菌がなくてはならない。人間が生きるためには、善玉菌も悪玉菌も共になくてはならいという共存関係がそこにはあるのです。 これは人間の社会にとっても言えることではないでしょうか?善人が光るためには、悪人がいなくてはならない。スターが輝くのは、他ならぬ悪役がいるからです。「敵もまた味方