追記 この記事は,小林氏らが論文で用いた,ケイ素粉末と水との反応について水素計を使って水素発生量を評価するという方法に基づくものである。 ただ,この方法だと,発生した水素の総量の評価ができない。総量の評価は捕集してみないと正確には出てこないのである。 このため,水上置換による水素捕集も行ったところ,pH 8.3では水素(たぶん)は出ているが,腸内のpHの実測値であるpH7.4〜pH6.6では発生量は少ないかほとんど無いことがわかった。たぶん,と書いたのは,ガス中の水素濃度を定量していないから,気体が発生したことはいえるが水素が何%かまではわからない(ただ,ケイ素の系では他の発生源はないのでほぼ確実に水素ガスだろう)。 記事のタイトルは,当初は水素がほとんど出ていない,としたが,水素計で測った場合の話で,捕集すると気体は出ていたのでタイトルを改めた。 また,比較のために他の材料からの水素発生
初入閣の平井卓也・科学技術担当相は3日の記者会見で、科学的裏付けのない有用微生物群(EM菌)の利用を目指す超党派の「有用微生物利活用推進議員連盟」幹事長を務めていると明らかにし、「EM菌を使っている方がたくさんいるので幹事長を引き受けた。中身はよく知らない」と釈明した。 議連は2013年末に国会議員約50人で発足。平井氏は活動について「障害者施設でEM団子を作ったり、EM農業をやったりしているところを激励に行った。(大学教授の)話も議連で一度聞いたが、ちゃんと答えられるだけの知識は持っていない」と述べた。 EM菌は、水質浄化などに効果があると宣伝されながら、科学的な裏付けはないと指摘されている。 16年2月、当時の丸川珠代環境相は国会で「水質浄化に効果があるとの科学的検証データを承知していない」と答弁。今年7月には伊藤忠彦副環境相がフェイスブックやツイッターに「(イベントで)運河に投入した
これらには医師などの専門家から「科学的根拠が疑わしい」と批判の声も多い。特に、“医者に頼らなくてもがんは消える”のように医療を否定・批判する本は、それを読んだ患者が適切な受診機会を逃し、命に関わる可能性もある。 このような健康本について、出版業界の「中の人」は、実際のところ、どう思っているのだろう。BuzzFeed News Medicalが複数の出版関係者に話を聞くと、変わりゆく出版業界の姿が浮かび上がってきた。 「そんなの9割ウソだから」「作っているのオレなんだから」と、健康本ライターは母に言いたい。健康本を作っているのは、どんな人なのか。例えば、Aさんは何冊か健康本を執筆した経験のある、50代の男性。理系ジャンルが専門のライターだ。 どんな本を執筆したのか、そのうちの1冊を見せてもらった。タイトルと内容は「ある食品が認知症に効く」と謳うものだった。 著者はAさんではなく、ある医師の名
最近、ニセ科批判とネトウヨの結びつき、みたいなのについてツイッターでよく見るので、思うところを書いてみることにする。 先に、俺の立場について書いておくと、もともとニセ科学批判クラスタにいる(た)人間である。以下、いろいろと書き連ねたような事情もあって、最近はニセ科学批判クラスタを批判的に言及することが多くなってきたが、やっぱり世界は科学だろう、という思いは変らない。 余談だが、ニセ科学批判クラスタを批判する人、というのがニセ科学勢力とか、トンデモ勢力というのは意外に成り立たない。そういう連中を自分が積極的にフォローしてないというのもあるかもしれないが、その手合いはまず自分たちに批判的な人がいることについて詳しく言及すること自体が不都合なので、あんまり触れないのではないかとも思う。クラスタの言説に詳しく触れながら批判する人というのは、何だかんだいって「ニセ科学は嫌い」寄りの人間が多いようだ。
いまや体罰は「絶対悪」の時代である。しかし、戸塚ヨットスクール校長で、過去の指導中に生徒が死亡したことで非難を浴びた戸塚宏氏は、今でも体罰肯定論者である。その真意はどこにあるのか。ノンフィクションライターの中村計氏が訊いた。 * * * 今も、戸塚ヨットスクールは存在している。100人もの訓練生を預かっていた時代もあったが、今はわずか8人だ。昔は中学生ぐらいが中心だったが、今はいちばん下が高校生で、いちばん上は40歳代である。 「50歳過ぎてから親に連れてこられるやつもいるよ。マスコミのせいよ。戸塚ヨットスクールに入れるような親は鬼だっていう書き方をするでしょう。だから、精神科やらフリースクールに行って、でも何ともならなくて、最後の手段としてうちにくる。その頃には、40歳とか50歳になってる」 5年前から、3歳から12歳までの幼児を対象に一週間前後の合宿「戸塚ジュニアヨットスクール」をほぼ
産経ニュースに、近藤誠氏の子宮頸癌についての週刊誌記事、およびその記事に対する産婦人科医たちの反論についての記事が掲載された。 ■【日本の議論】「病院は金のためなら平気で子宮を奪う」異端医師・近藤誠氏の週刊誌記事に「産科婦人科学会」怒り心頭(1/4ページ) - 産経ニュース 産経ニュースで言及された産婦人科医たちの反論はウェブ上でも読めるため、リンクしておく。 ■大阪大学医学部産婦人科 |患者様へのご案内 ■週刊誌がひどい|宋美玄オフィシャルブログ「〜オンナの健康ラボ〜」Powered by Ameba 本エントリーは、近藤誠氏の子宮頸癌に関する主張が誤っていることを理解している読者が対象である。詳細は上記リンク先を参照していただきたい。ご質問がある方はコメント欄で質問していただけたら回答する用意がある。 本エントリーの趣旨は、間違った主張に対する対応策についてである。産経ニュースによれば
HIVは無害でエイズの原因ではなく、治療に用いる抗レトロウィルス薬こそがエイズの原因で、政府、製薬会社、科学者がその有害な薬を売るためにエイズという伝染病を作りだした――そんな、科学的根拠が全くなく、完全に否定されているはずの説が世界中に広がりつつある。その、疑似科学と陰謀論とが融合した「HIV/エイズ否認主義」はなぜ広まっているのか、その発生要因と影響の分析、主要論者の紹介、そして彼らの説に対する科学の側からの反論をまとめた一冊である。 HIV/エイズ否認主義HIV/エイズ否認主義の主張の主な特徴は本書によると以下の通りだ。(P17) ・自分たちだけが「HIVは無害なウィルスで病気の原因とはなりえず、抗HIV薬は毒物で、エイズを引きおこすDNAのターミネーターに他ならない」という真実を知っていると考えている。 ・「巨大製薬産業と医学界が国立衛生研究所と生物医科学全般を堕落させてきた。」と
⇒Twitter / mikihirano: そもそも「ニセ科学」とか言ってる人たちは、「科学が1 ... そもそも「ニセ科学」とか言ってる人たちは、「科学が100%正しい」と思ってるところからして、無理があるでしょう。今の「科学」は「今わかっていること」なんだけどねぇ。それ以上でも、それ以下でもない。今「正しい」と思われていることが、後年になって「間違いだった」ことはいくらでもある。 ⇒はてなブックマーク - Twitter / mikihirano: そもそも「ニセ科学」とか言ってる人たちは、「科学が1 ... 現在73ブクマ。 ⇒はてなブックマーク - はてなブックマーク - Twitter / mikihirano: そもそも「ニセ科学」とか言ってる人たちは、「科学が1 ... h-hirai science, はてな なんでこんなしょもないツイートがこんなにぶくまされてんの、有名
内閣府ウェブサイトの常時暗号化による「https:」への切り替え Always on TLS of Cabinet Office Website 2019(令和元)年11月更新 Update,November,2019 内閣府ウェブサイトは、2018年11月29日より、常時暗号化通信(TLS1.2)となり、URLが以下のとおり、「https:」に変更となりました。※ ブックマーク機能等に「http:」で始まるURLを登録している場合や、リンクを貼っている場合等は、「https:」から始まるURLに切り替えていただきますよう、お願いいたします。 ※参考:2018年11月から2019年10月までは、httpによる接続を可能とする自動遷移の経過措置をとっておりました。 内閣府ホームページ(https://www.cao.go.jp/) 内閣府共通検索システム Cabinet Office has
ダウジング信者の英国社長が中東に売りつけたチープで泣ける偽爆弾検知機「ADE-651」(動画あり)2010.02.11 18:006,973 satomi 昨年死者150名を出した爆弾テロの現場にも配備されてたそうですよ? 英サマセットのATSC社が中東各国に1台平均約4万ドル(458万円)で輸出した爆弾探知機「ADE-651」(通称「魔法の杖」)が、実は「ただのガラクタ」であることが判明、内外に衝撃が走っています。 かわいそうなのはイラクです。そうとも知らず、この世界にまたとない装置を1万6500~6万ドル(148万~536万円)のプレミアム価格で約1500台購入し、バグダッド市内の各検問所で使用してるんです。これに注ぎ込んだお金はなんと8500万ドル(76億円)! 返せ、こら! 同社のジム・マコーミック(Jim McCormick)社長は、箱にRFID(無線ICチップ)カードを挿入して
asahi.com(朝日新聞社):「超右脳革命」 七田式教育提唱の七田眞さん死去 - おくやみ七田真氏が今年4月に亡くなっていたことを、今頃知る。今年、4月といえば、ブログをはじめネット活動を休止していた頃(ピースボートに乗っていたような気がする)なので、当然といえば当然か。享年79歳。「善意」にあふれた教育者とはいえ、今までに彼がやってきたことが、いかに日本の幼児教育、そして子どもの成長を心配する親たちを混乱させてきたかを考えれば、「ご冥福をお祈りする」つもりは一切ない。、1万歩譲って、マジョリティのガキンチョを対象にした単なる「金儲け」ならいいとして(いや、よくないが)、「自閉症児の教育」にまで口を出した七田氏の「善意」を許すことはできない。 Cf. お父さんの[そらまめ式]自閉症療育: またもや七田眞 お父さんの[そらまめ式]自閉症療育: 「七田式超右脳教育法で自閉症の子が良くなる!
前の記事 有機物を探して食べるロボット:開発の現状と「進化」への恐れ 「月着陸は捏造」説を考える:NASAは「証拠写真」を発表 2009年7月22日 Brian McLaughlin 1969年7月。Buzz Aldrin宇宙飛行士が月の表面に実験装置を設置している。旗のようなものは、太陽風の実験装置。Image:NASA、画像は別の英文記事より 米国の『アポロ』宇宙船による月面着陸は捏造だとする都市伝説が、1960年代から現在まで存在してきた。しかしつい最近、NASAの月周回無人衛星『LRO』(Lunar Reconnaissance Orbiter)が、最高のアポロ着陸現場の画像を捉えることに成功した。宇宙飛行士たちが月面を歩いた跡などをとらえたものだ。 NASAはこれらの画像を、世界中の人々に見てもらうために公開している。公開された画像のうち筆者が気に入っているのは、アポロ14号着陸
[リヤド 14日 ロイター] サウジアラビアで、「古いミシンから幻と言えるほど希少価値のある『赤色水銀』という物質がとれる」というたちの悪いうわさが広がり、同国の警察が出所を調査している。 14日付のサウジ・ガゼット紙は、古いミシンの横に誇らしげに立ち、買い手を募る人物の写真を掲載。同紙によると、赤色水銀を含んでいると証明できたミシンには、最高で20万リヤル(約500万円)の値で買い手が付くという。 中東では、この実在しない物質が、金の発掘に役立つという俗説があり、核爆弾を作ることができるなどと言われたこともあった。 アルエクティサディア紙は、「中流階級を中心にうわさが広まった。貧困がうわさの広がりに拍車をかけた」と分析している。 内務省の報道官は、ロイターの取材に「時間がかかる可能性もあるが、このうわさを誰が始めたのか調べる必要がある」と述べた。
石戸諭記者からの一足早いクリスマスプレゼントと思われてはいかが? 個人的には来年のどこかで出す予定のものが経済学とカルトをテーマにしているだけに興味深い記事です。 「世界教師が人類の平和を実現する」などと訴える団体(本部・東京都)が岡山市で開いた講演会を、岡山県教委と同市教委、倉敷市教委が後援していたことが分かった。05年に札幌市教委が非科学的内容の行事の後援を取り消した例もあり、専門家は「自治体が内容にお墨付きを与えたと受け止められかねない」と批判している。 講演会は県内の市民グループが後援申請し、11月3日に開催。費用の補助はないが、催事告知に各教委後援と記載された。当日は団体責任者の女性が「全人類のための世界教師マイトレーヤ」の到来を予言。「地球は新しいアクエリアス星団に入っており、人間の意識が変わる」「原発はエーテル界に影響し、若い世代がアルツハイマーになりやすくなる」と訴えた。
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