駐日イスラエル大使館の近くに設置された柵に突っ込んだ乗用車=16日午後、東京都千代田区(寺河内美奈撮影) 16日午前に車が突っ込んだ東京都千代田区の駐日イスラエル大使館付近では、パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルを非難する大規模デモが、連日行われていた。先月20日には、中核派系の全日本学生自治会総連合(全学連)の男(24)が、同大使館前での抗議活動後、警備していた警視庁機動隊員の業務を妨害したとして現行犯逮捕されるなど、過激な行動も目立っている。 今月4~5日には、イスラエル軍とパレスチナのイスラム組織ハマスの戦闘を巡り、世界各地で停戦を求める大規模デモが行われた。同大使館周辺では、これと連動する形でパレスチナ自治区ガザへの作戦拡大に抗議する市民有志のデモが頻繁に行われ、参加者が「停戦」「パレスチナに平和を」などと書いたプラカードを掲げ、周辺の歩道を埋め尽くしていた。 15日に