10年前の話。第二海堡に設定されたデッカ基点を確認に行く仕事があった。 デッカとは、陸上基地局をつかった海上電波測位技術。距離は短いが、高精度なので対機雷戦に多用していたもの。 そのデッカ局を置くための土地が第二海堡にあることになっていた。国有財産台帳を見ると、5m×5m?のネコの額の土地が、防衛省行政財産として載っている。それがどうなっているかを探すというもの。正々堂々と海堡に上陸できる機会なので当然参加した。総監部桟橋から交通艇で第二海堡に向かう。 横須賀-海堡-富津は東京湾最狭部なので、すぐに到着する。記憶していないが、今調べると距離5マイルなので15ktで20分、多少遠回りしても30分でついたはず。そこでさっさと上陸する。当時は、海保が使う防火防水訓練場があった。あそこでたまに、煙を出すけど気にするなみたいな水路告示があったような気がする。 同人で海堡をやる気まんまんだったので、上