2日、米国のロック駐中国大使(左)と話す陳光誠氏(中央)。北京の米国大使館提供=ロイター 中国の「盲目の人権活動家」陳光誠氏(40)が山東省の地元公安当局から受けた弾圧について、中国政府が調査を始めた。複数の支援者によると、陳氏が中国残留か出国かで揺れた理由は、こうした過酷な弾圧の記憶だったようだ。 米国務省高官によると、中国政府の担当者が4日までに北京市内の病院に入院している陳氏を訪ね、地元警察などによる虐待の実態について聞き取りを始めた。 「地元の共産党幹部が母の腕を取って地面にねじ伏せ、『老いさらばえたお前は、俺らに刃向かえないんだ』と言い放った」 山東省臨沂市沂南県東師古村の自宅を抜けだし、北京の米大使館の保護を受けた陳氏は先月27日、ネットで公開したビデオメッセージで、地元当局の横暴を声を詰まらせながら訴えた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、購読手続きが必