8日午前10時頃、大阪府豊中市曽根西町2のマンション5階の一室で、いずれも60歳代の住民とみられる女性2人が死亡しているのを、豊中署員が発見した。 遺体はいずれも腐乱し、死後20日以上たっているとみられる。極度にやせ細っており、同署は餓死か病死とみて、司法解剖して死因を調べる。 発表によると、同署員は8日朝、大阪地裁の執行官から、民事執行法に基づく差し押さえの同行を要請され訪問した。室内には大量のゴミが散乱。1人は和室の布団のそばであおむけに、もう1人はリビングにうつぶせに倒れていた。2人はマフラーやはんてん姿で、遺体の状況から、ほぼ同時期に死亡したとみられる。玄関ドアには内側からチェーンがかけられ、電気やガスは止められていた。室内から見つかった現金は100円硬貨数枚だけだったという。