ちょっと古い本ですが,米国のポール・ファッセル氏が著した「階級(クラス)―『平等社会』アメリカのタブー」(光文社)によると,米国では社会階層によって夕食時間が異なるそうです。 下層階級は夕方5時半に夕食を済ませます。その上の労働者階級は夕方6時~6時半に,大半はビールと一緒に夕食をとります。中流階級は夜7時~7時半に食卓を囲みます。上流階級になると,夜9時以降に食べます。この時間まで夕食を待てるのは,アフタヌーン・ティーをしているからです。 日本ではどうでしょうか。夕食を夜9時過ぎにとる人も少なくないでしょう。しかし残念ながら,アフタヌーン・ティーを楽しんでいるからではありませんね。長時間労働や遠距離通勤などが原因になっています。 遅い夕食は夜更かしの原因になる どうして夕食の話をしたかというと,睡眠と大いに関係があるからです。夕食後2時間経つと,胃袋は空になり眠気が生じ始めます。つまり,