記者会見で質問に答える平井卓也デジタル改革担当相=東京都千代田区で2021年6月11日午前9時48分、後藤豪撮影 政府が東京オリンピック・パラリンピックの選手ら訪日関係者向けに開発しているスマートフォンアプリを巡り、平井卓也デジタル改革担当相は11日の閣議後記者会見で、不適切な発言があったことを明らかにした。3月に海外からの観客受け入れ断念が決まった後、発注先のNECとアプリ機能縮小に伴う費用削減について協議するにあたり、内閣官房IT総合戦略室(IT室)の幹部に対し、NECを「脅しておいた方がいい」などと発言したという。 朝日新聞がIT室の会議の音声データを入手して報じた。音声データによると、平井氏は「一発、遠藤(信博NEC会長)のおっちゃんあたりを脅しておいた方がいいよ」「どこかさ、象徴的に干すところを作らないとなめられちゃうからね」などと発言していた。 平井氏は11日の記者会見で発言を