商品タイトルに若者言葉を起用 コロナ禍で迎えた2年目の夏。ワクチン接種が進む一方で、感染拡大の影響もあり、旅行や「外食」を控える人も多いでしょう。 よく言われる通り、2020年は「おうちご飯」など、巣ごもり消費が顕著でした。なかでも好調だったのが“麺類”。同年の総務省「家計調査」(二人以上世帯)によると、麺類の消費支出額(1世帯当たり)はすべての月で前年を上回り、とくにGWや夏休みの期間中、前年(19年)を大きく上回りました。 そんななか、順調に売り上げを伸ばした商品の一つが、20年9月に発売された「日清 これ絶対うまいやつ!」(以下「これ絶対うまいやつ!」/日清食品)。 いわゆる若者言葉を商品のブランド名に起用し、翌年3月まで(2020年度)の売り上げが、当初の計画の275%を記録する大ヒット商品に成長しました。