さて、前項でシート内のセルやセル範囲をRangeオブジェクトに取得して操作することは説明しましたが、今度はシートやブックを越えてRangeオブジェクトを取得する方法を説明します。 前項の「RangeオブジェクトとRangeを返すプロパティ」でシート内のセルやセル範囲を「Rangeオブジェクト」に取得していろいろな形で操作・参照する方法は説明しました。 ですが、 のように、いきなり「Rangeプロパティ」や「Cellsプロパティ」から書き始める方法では、シートやブックを越えた操作・参照はできません。 本章では、すでに「単一セルの転記操作」などでシートを越えた転記を説明してしまっており、何となく理解されているかも知れませんが、ここでは「Rangeオブジェクト」と同様にオブジェクト変数を用意して操作・参照することをやってみます。 では、まず、マクロを書き込んだ自分のブックのSheet3に前項の、