タグ

新書に関するTomosugiのブックマーク (8)

  • 読書録:近代美学入門 - 趣味愉楽 詩酒音楽

    もっと早くこんなに出会えていれば、というのが第一印象である。 近代美学入門 (ちくま新書) 作者:井奥陽子筑摩書房Amazon 芸術、芸術家、美、崇高といった近代美学の主要テーマが平易な言葉で簡潔にまとめられている。 諸概念の変遷から現代的意味まで、まんべんなく、過不足なく、初学者向けに述べられており、おそらく高校生以上であれば十分に内容を理解できそうである。 とりわけ印象的な箇所は、古典的な美の理論の解説部分である。 著者のまとめ方は「美=プロポーション=シンメトリー=ハーモニー=オーダー」という実に明快なものである。非常にわかりやすく、それでいて古代ギリシャから19世紀に至る美の伝統的概念を明瞭に言い当てているように思う。 書は新書でありながらも、巻末の読書案内に「新書」というジャンルを設けており、これこそまさに、書こそが入門書であることを裏付けているようにも思えた。美やアートに

    読書録:近代美学入門 - 趣味愉楽 詩酒音楽
  • 新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)

    DIG 現代新書クラシックス(7)群像×現代新書のコラボ企画「DIG 現代新書クラシックス」の第7弾(『群像』7月号掲載)は、甲南大学教授の田野大輔氏による、石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(2015年刊)の紹介です。 「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たちの心理とは? 不正確で一面的な情報に惑わされないために、入門書が果たす役割を示します。 ナチスは良いこともした? ナチスが「絶対悪」であり、未曾有の災禍の元凶であることは、今日では常識となっている。だがインターネット上ではむしろ、「ナチスは良いこともした」と声高に主張したがる人が増えている。 アメリカトランプ現象やヨーロッパの排外主義運動といった近年の国際情勢を反映してか、わが国でもナチズムへの社会的関心は高まっているが、一般に出回っている情報には著しく不正確なもの、とうに否定された俗説も少なくない。 実は先日、筆者にそのこ

    新書の役割――「ナチスは良いこともした」と主張したがる人たち(田野 大輔)
  • #専門家が選ぶ新書3冊 関連ツイートまとめ

    突発的に始まった専門家による新書紹介ツイート祭り。始まった経緯や関連ツイート含め、単純時系列でまとめました。*自動ツイートのみの投稿は削除し、それ以外のコメントはすべて収録するという編集方針です。読みにくいというお声もありますが、ご了解ください。 **まとめ主に寄せられた「呼びかけ」提案についての紛争は当事者間では解決しておりますので、そこんところよろしくお願いします(2021年2月12日18時追記)

    #専門家が選ぶ新書3冊 関連ツイートまとめ
  • 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

    4月5 嘉戸一将『法の近代』(岩波新書) 6点 カテゴリ:政治・経済6点 書では冒頭に次のような問いが置かれてます。 私たちは、あるタイプの力の公使(例えば、略奪や侵略)を暴力として非難し、それとは異なる力の公使(例えば、徴税や土地収用)を権力として容認している。では、何によって権力と暴力は区別されるのだろう。型どおりに答えるなら、力の公使が合法的であるか否かだとなるだろう。では、何によって合法と非合法は区別されるのだろう。もちろん、法的根拠があるか否かだ。そして、近代においては、議会などの立法機関が制定した規範が法として通用している。 では、立法機関が制定した規範は、その内容を問わず、何であれ、法としてのステイタスをもつのだろうか。言い換えれば、私たちは立法機関を通じて、意のままに法を創ることができるのだろうか。(2p) 長々と引用していしまいましたが、これが書の中心となるテーマです

  • 【読書感想】なぜ僕は「炎上」を恐れないのか ☆☆ - 琥珀色の戯言

    なぜ僕は「炎上」を恐れないのか 年500万円稼ぐプロブロガーの仕事術 (光文社新書) 作者: イケダハヤト出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/02/18メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 人に嫌われようと、「正しいものは正しい」と伝える。いいたいことは我慢しない。衝突、炎上、なんでも来い!年間500万円を売り上げるプロブロガーが、仕事人生を熱く語った。小学生時代、テレビゲームの分野で負けなくなった。中学校時代、個人ニュースサイトで月間50万PVを集めた。高校時代、吹奏楽部で自信を取り戻した。大学受験時、偏差値が55から早稲田大学政治経済学部に現役合格。―さまざまな「炎上」をきっかけに、前向きな人生を歩み続ける著者の、ストレスフリーな生き方指南。 うーん、これはある意味、すごい新書です。 「現代の奇書」と読んでもいいかもし

    【読書感想】なぜ僕は「炎上」を恐れないのか ☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡 (光文社新書) 作者: 宮下規久朗出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/04/16メディア: 新書 クリック: 23回この商品を含むブログ (12件) を見る Kindle版もあります。僕はKindle版で読みました。 ウォーホルの芸術?20世紀を映した鏡? (光文社新書) 作者: 宮下規久朗出版社/メーカー: 光文社発売日: 2014/01/17メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 20世紀を代表する美術家であるアンディ・ウォーホル(1928‐1987)は、生前における多方面にわたる活躍やメディアへの頻繁な露出から、これまで様々な流言飛語に曇らされ、毀誉褒貶に包まれていた。しかし、1989年にニューヨーク近代美術館で大規模な個展が開催され、94年にはアメリカにある個人美術館とし

    【読書感想】ウォーホルの芸術 20世紀を映した鏡 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • Expired

    Expired:掲載期限切れです この記事は,産経デジタル との契約の掲載期限(6ヶ月間)を過ぎましたのでサーバから削除しました。 このページは20秒後にITmedia ニュース トップページに自動的に切り替わります。

    Tomosugi
    Tomosugi 2014/02/20
    岩波、中公、講談社現代新書しか認めない
  • 場面に「ふさわしい」日本語 身近に感じる言語学

    私たちが普段当たり前のように使っている言葉。「美しさ」や「正しさ」を日常で気にすることはあるかも知れないが、もっと根的な言葉がどのように理解されるかまで考えることは少ない。言葉を科学的に研究する言語学を専門にし、5月に『日語は「空気」が決める 社会言語学入門』(光文社新書)を上梓した一橋大学国際教育センター・言語社会研究科准教授の石黒圭氏に、「美しさ」や「正しさ」に代わる、日語の新たな捉え方について聞いた。 ――日語の「正しさ」について書かれたが書店には並んでいます。そうしたへの懸念として書を書かれたのでしょうか? 石黒圭氏(以下石黒氏):おっしゃるとおりです。日語を「正しさ」の次元からではなく、「ふさわしさ」の次元から考えてほしいという思いを込めて、書を書きました。 「美しい」「正しい」という二つの形容詞が、昨今、売れる日のキーワードになっています。しかし、言葉を

    場面に「ふさわしい」日本語 身近に感じる言語学
  • 1