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東浩紀に関するTomosugiのブックマーク (63)

  • 『東浩紀は偉い』へのコメント

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    『東浩紀は偉い』へのコメント
  • 東浩紀「ありがとう、青い鳥。無料のネットサービスへの過度な依存を考え直すべき」 | AERA dot. (アエラドット)

    東浩紀/批評家・作家。株式会社ゲンロン取締役 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 *  *  * ツイッターが終わった。青い鳥が消えた。 イーロン・マスク氏は7月23日にツイッターの名称廃止を突然発表。翌日にはロゴを黒いXの文字に変更、サンフランシスコにある社ビルの看板も外すなど改革を進めた。今後ツイッターは「X」という名称になり、決済機能をもつ万能サービスに生まれ変わるという。 Xはマスク氏が1999年に創業した社名で、強い思い入れがある。氏は当時から金融に関心をもっていた。ペイパルとの競争に負け一旦撤退したが、3億人のアクティブユーザーを取り込んで捲土重来を期すつもりなのだろう。氏は気紛れで知られるが今回は気だ。もはや昔のツイッターに戻ることはあるまい。 マスク氏が運営会社を買収したのは昨年10月。以

    東浩紀「ありがとう、青い鳥。無料のネットサービスへの過度な依存を考え直すべき」 | AERA dot. (アエラドット)
  • TINAMIX Vol. 1.21 阿部和重インタビュー

    阿部和重(あべ・かずしげ) 1968年生まれ。小説家。作品に『アメリカの夜』(講談社、第37回群像新人賞受賞)、『インディヴィジュアル・プロジェクション』(新潮社)、『無情の世界』(講談社、第21回野間文芸新人賞受賞)など。

  • 存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて 郵便的不安たちβ 東浩紀 | 蓼科親湯温泉

    の人気哲学者 東浩紀がジャック・デリダの郵便問題を解説するデビュー作。 郵便問題とは、ジャック・デリダが作った造語である。 もっと言いかえれば、誤配の事。 手紙等の配達、誤配という事を隠喩的に 使用している事である。 誤配に関しては、過去ブログで記載させて頂いたが、 誤配=人生と言って良いほど重要な考えである。 (単純にこれだけでは無いが) 第一章のエクリチュールとパロールの説明では、 このが一気に魅力的になったと感じた。 思考好きには読み応えある一冊だろう。 続けて読んだのは、郵便的不安たちβ。 ここで使われているβだが、 金融工学で使用されるβなのだろう。 βとは市場連動性を示す関数。 (ちなみにαは、投資運用者の腕) タイトルで、その様に見立てると、 著がすらすらと読めてくる。 大きな物語がなくなった現在、 小さな物語を紡ぐ日人において 風様な問題を提起してくれている。 郵

    存在論的、郵便的 ジャック・デリダについて 郵便的不安たちβ 東浩紀 | 蓼科親湯温泉
  • ブルボン小林が語る「富田童子『BOYS OF THE DEAD』と東浩紀『ゲンロン戦記』」の話 : -

    TBSラジオ『たまむすび』 2021年03月03日放送「マンガ、ときどき」 パーソナリティ : 赤江珠緒 パートナー : 博多大吉 ゲスト : ブルボン小林 TBSラジオの番組『たまむすび』内「マンガ、ときどき」コーナーでブルボン小林さんが「富田童子『BOYS OF THE DEAD』と東浩紀『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』」について話されていました。 ■富田童子 『BOYS OF THE DEAD』 (プランタン出版 2020年) https://www.c-canna.jp/c/item/82960029086450000000.html ■東浩紀 『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』 (中公新書ラクレ 2020年) https://www.chuko.co.jp/laclef/2020/12/150709.html 赤江珠緒 さあ、では「マンガ、ときどき題に入り

    ブルボン小林が語る「富田童子『BOYS OF THE DEAD』と東浩紀『ゲンロン戦記』」の話 : -
  • 2021:再起動の前に——リベラル、シラス、文学(7000字)|あいけ

    これを読んでいるということは、とりあえず今年も生き延びましたね。みなさんお疲れ様でした。 ほとんど文章を書いたりせずインプットに集中できた1年でした。2022年もまだまだお勉強に充てるぞ~とは思いつつ、いろんな人からいろんな知識やノウハウを授かっているので、さすがにそろそろ再起動して成果物を発生させていくべきか。まあぼちぼちやります。もし「こういうやつ読みたいからおまえ書け」みたいなのあれば教えてください。 以下、2021年の個人的総括をつらつら書いていきます。 SNS:ポストモダンもどきの中道旋回?今年もTwitterという暗黒世界は大変でした。僕はそういうのをわりと覚えている気持ち悪い炎上ウォッチャーなので、話題になったトピックを順不同で列挙してみましょう(「炎上」以外の案件も入ってますが)。 ●北村・呉座オープンレター騒動(+與那覇・辻田) ●DaiGoの差別炎上からの東大教授田由

    2021:再起動の前に——リベラル、シラス、文学(7000字)|あいけ
  • 「ぼくみたいなやつ」とは一緒に働けない(東浩紀『ゲンロン戦記』について)

    『ゲンロン戦記』は、哲学者・批評家・経営者の東浩紀が、会社を立ち上げて以降10年間を振り返っただ。 アカデミックな世界出身の東が俗世に出て自ら会社を回すようになるうち、「事務」の重要性を認めるようになる過程は、日々書類仕事に明け暮れる自分にとって既視感のあるものだ。とくに彼が躓き続けた経理は、取引の流れや商慣習を理解しないうちに任されるとたしかに非常に混乱する。消費者として小売店にふらりと訪れ、商品を選び、お金を渡してレシートを受け取って帰るという行動とは全く違う手続きが企業同士の取引では発生するが、これは大学の中にいるだけでは理解できないし、理解する必要もないことだろう。 ほかにも、仕事の全体像が掴めていないと人に仕事を任せることもできないとか、文化は観客がいないと根付かないから観客を育てることが大切だとか、いくつか納得できた部分はある。しかし、私がもっとも心打たれたのは、東が自らの「

    「ぼくみたいなやつ」とは一緒に働けない(東浩紀『ゲンロン戦記』について)
  • 数と独立──棲み分ける批評Ⅲ

    <インターネットの出現によって、数は「公共性」を意味しなくなってしまった。批評家の東浩紀氏が「数」を諦めて得た、独立と自由とは? 論壇誌『アステイオン』95号は「アカデミック・ジャーナリズム」特集。同特集の論考「数と独立――棲み分ける批評Ⅲ」を全文転載する> ※転載にあたっては算用数字への変更、および改行を増やしている アカデミズムとジャーナリズムの関係について書いてほしいという依頼を受けた。けれどもぼくはアカデミシャンでもジャーナリストでもない。だから両者の関係について責任ある立場で書くことはできない。書くことができるのは、ぼく自身の経験についてだけである。それでよいかと返信したら、よいとの答えをもらった。それゆえ、個人の経験を記そうと思う。 ぼくは博士号をもっている。教職に就いていたこともある。けれどもアカデミシャンの自覚はない。ぼくが就いた教職はすべて任期付きあるいは非常勤で、学会運

    数と独立──棲み分ける批評Ⅲ
  • 萌え絵のルーツを愚考する|喜多野土竜

    Twitterで小森健太朗先生が、こんなツイートをされていました。東浩紀氏からは、いつの間にかブロックされていたので、元のツイートは転載できません(ログアウトして見に行くほど興味も関心もない)が、小森先生の鋭い指摘だと思います。なので、萌え絵と呼ばれるものがどういう文化の流れの中から形成されていったか、自分なりの考えをまとめておこうかな、と思った次第。学術的な論考ではないので、個人の愚考ですm(_ _)m 東浩紀さんが、萌え絵のルーツにエロゲがあるというようなことを言っているけど、エロゲが萌え絵を使っていたのはあっても、別に萌え絵がエロゲから生まれたわけではないから。当時多方面に広がった萌え絵がエロゲにもあったというにすぎない。起源をたどればいのまたむつみ絵(≠ポルノ絵)。 — 小森健太朗@相撲ミステリの人 (@komorikentarou) December 3, 2021 承前)萌え

    萌え絵のルーツを愚考する|喜多野土竜
  • 「つながりの過剰」が「言論の公共性」を脅かす理由

    『アステイオン95号』の特集は「アカデミック・ジャーナリズム」である。 アカデミック・ジャーナリズムとは何か。筆者は2014年に日初のジャーナリズム専門事典として刊行された『現代ジャーナリズム事典』(三省堂)に監修編集者として関わり、「アカデミック・ジャーナリズム」の項目を立てた経験を持つ。この立項については編集委員会の中で議論があった。「和製英語」ではないかと疑う声もあったが、それは当たらない。検索してみれば英語圏でも使用例は見つかる。 しかし、ありふれた2つの単語が連なっているだけで文脈次第でさまざまな意味で使われている。それゆえ「定着した用語ではないだろう」という指摘には筆者自身も同意していた。にもかかわらず筆者がその立項が必要と考えた理由を説明しておきたい。 アカデミズムとジャーナリズムの間にある「壁」 地球物理学者でありつつ、軽妙洒脱なエッセーで人気を博し、「天災は忘れたころに

    「つながりの過剰」が「言論の公共性」を脅かす理由
  • 敗北を抱きしめて:ゼロ年代批評と「青春ヘラ」「負けヒロイン」についての覚え書き - てらまっとのアニメ批評ブログ

    ここ最近、ゼロ年代批評に造詣の深い紅茶泡海苔さん(@fishersonic)の企画で、かつて敗れていったツンデレ系サブヒロインさん(@wak)、大阪大学感傷マゾ研究会さん(@kansyomazo)、早稲田大学負けヒロイン研究会さん(@LoseHeroine_WSD)らとオンラインでお話しする機会があり、「感傷マゾ」や「青春ヘラ」「負けヒロイン」といった概念についていろいろ教えてもらった。当日の録音アーカイブはYouTubeで公開しているので、興味のある方は聴いてみてほしい。 www.youtube.com www.youtube.com 動画のタイトルにもあるように、これらの長い長い会話は「2020年代の批評ライン」の一環として企画されている。それが具体的にどのようなラインなのかは、動画のなかで断片的に語られている(ような気がする)ものの、全貌は私にもよくわからない。たぶん提唱者の紅茶泡海

    敗北を抱きしめて:ゼロ年代批評と「青春ヘラ」「負けヒロイン」についての覚え書き - てらまっとのアニメ批評ブログ
  • 東浩紀の文章には、いつも人をリフトアップする力が宿っている。|muto(ミュート) 大人の好奇心を旅するwebマガジン

    東浩紀の文章には、いつも人をリフトアップする力が宿っている。 公開日 2021.02.08 最終更新日:2021.04.12 リブロプラス 野上由人 時代の寵児として鮮烈に登場した東浩紀は、2010年、新たな知的空間「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。ゲンロンカフェ開業、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。10年の遍歴をへて哲学者が到達した「生き延び」の論理。リブロ野上由人さんの書評です。 いまの日に必要なのは啓蒙です。啓蒙は「ファクトを伝える」こととはまったく異なる作業です。 ひとはいくら情報を与えても、見たいものしか見ようとしません。 その前提のうえで、彼らの「見たいもの」そのものをどう変えるか。それが啓蒙なのです。 それは、知識の伝達というよりも欲望の変形です。日の知識人はこの意味での啓蒙を忘れています。(中略) そのためには、もっと

    東浩紀の文章には、いつも人をリフトアップする力が宿っている。|muto(ミュート) 大人の好奇心を旅するwebマガジン
  • ゲンロン社長 上田洋子 インタビュー(後編) 「解散の選択肢は『絶対にありえない』とずっと言っていました」|文化|中央公論.jp

    前編では、『ゲンロン12』の読みどころから、ゲンロン入社までの経緯を語ってもらった。後編ではゲンロンの解散危機直面から代表取締役就任を経て、自社放送プラットフォーム、「シラス」開設と今後の展望について聞いた。(聞き手・構成/鴇田義晴) ――ここからはゲンロン入社後のお話を伺えればと思います。雑誌や書籍編集のお仕事は入社後に初めて行った感じでしょうか。 演劇博物館で助手をしていた時に展示の図録を作ったくらいなので、ほとんど未経験に近いと思います。もともとゲンロンには編集者になろうと思って入ったわけではなく、東さんの仕事を何か手伝えたらというくらいでした。研究者として論文を書いたり、読んだりといった作業は行っており、書くことは好きなので軽い気持ちだった。ただ、実際にやってみるとわからないことだらけでした。専門用語もわからないし、紙の選び方や、デザイナーさんとの打ち合わせの仕方もわからない。だか

    ゲンロン社長 上田洋子 インタビュー(後編) 「解散の選択肢は『絶対にありえない』とずっと言っていました」|文化|中央公論.jp
  • ゲンロン社長 上田洋子 インタビュー(前編) 「すこし贅沢に作りましょうという気持ちになったことで、すごくいい本にすることができた」|文化|中央公論.jp

    ――今回の『ゲンロン12』はコロナ禍での編集となりました。これまでの号から何か変化はありましたか? 編集方針として、コロナを大々的に特集するといった考えはありませんでした。唯一、11号から始まった「ゲンロンの目」というエッセイのコーナーでは、「家」や「家族」に関連する原稿を依頼しました。コロナ禍ではステイホームが叫ばれ、家や家族を大切にするという伝統的な価値観が戻ってきたように見える。けれども家や家族との関係は人それぞれで、いろんな考えがあるはずです。前号に続いてご寄稿いただいた柳美里さんの「ステイホーム中の家出2」も、コロナ禍をきっかけに家や家族を広い視野から捉え直すエッセイです。 特集テーマの「無料」にかんしては、昨年10月に自社の映像配信プラットフォーム「シラス」を作ったことが大きいです。コンテンツを無料にせずに、有料で提供することの意味について、『ゲンロン』の編集長で、シラスの発案

    ゲンロン社長 上田洋子 インタビュー(前編) 「すこし贅沢に作りましょうという気持ちになったことで、すごくいい本にすることができた」|文化|中央公論.jp
  • 【 #ゲンロン友の声|021 】哲学は平易な言葉で要約できますか

    「頭がいい人は難しいことをバカにでもわかるように話せる」という話を聞いたとき、難しいことにも色々あって、簡単にできるものとできないものがあるだろうと思ったのですが、難解な言葉が並んだ哲学書はどっちなんだろう、と思いました。東さんは平易な言葉で要約するのがとても上手い印象がありますが、東さんの手にかかれば、ほとんどの哲学書は高校生にも分かる言葉でパラフレーズされてしまうのでしょうか?(奈良県・20代・男性・非会員) ご質問ありがとうございます。結論からいうと、哲学は前者、つまり「簡単な言葉で表現できるもの」だと思います。ただ、簡単な言葉で表現したら簡単になるかといえば、そう簡単なものでもない。 ぼくはしばしばいうのですが、哲学は観光ガイドに似ています。旅行の前にガイドを読む。どこに行くとなにがあって、それはどんなもので、そこに行くにはこのバスを使えとか地下鉄のほうがいいとか時間がかかるから気

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  • BLOGOS サービス終了のお知らせ

    平素は株式会社ライブドアのサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ

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  • IC018 『新世紀エヴァンゲリオン』レヴュー (J)

    『新世紀エヴァンゲリオン』 テレビアニメ作品.テレビ東京系5局ネット,水曜18:30,95/10/4*-96/3/27.全26話.原案・脚・監督=庵野秀明.企画・アニメーション制作=(株)GAINAX. 基は,謎の敵に対し,謎の機械に乗って理由も分からず闘う不条理な物語.舞台は近未来,2015年の富士山麓・第3東京市.その第3東京市に対し,それぞれ旧約聖書の天使名を冠する「使徒エンジエル」と呼ばれる存在が,断続的に攻撃を仕掛けてくる.使徒は,いわゆる巨大生物のこともあれば,浮遊する巨大ピラミッドのことも,またコンピュータ・ウイルスやただの光る輪のこともあるといった存在であり,その正体も意図も全く不明.その攻撃に対抗できるのは,巨人型生体兵器「エヴァンゲリオン」(通称エヴァ)のみが知られているが,これもまた人類のテクノロジーを超えた存在であり,しばしば暴走する.エヴァは3体あり,それぞれ

  • 連載エッセー「本の楽園」 第116回 ゲンロン戦記

    僕は、2011年の東日大震災が起きてから間もなく、作家の先輩に声をかけられて『脱原発社会をめざす文学者の会』に入会した。というか、そのときはまだ、この会はなくて、その先輩たち、仲間と語らって、会を立ち上げた。 設立時には、立派な会場を借りて、記者会見を開いて、僕も意見を述べた。それが確か2012年のことだ。それから会の活動が始まった。文学者の会なので、言葉と想像力で原発と対峙して、原発のない社会を構想し、築いていく。 だから、安易に現実政治には関わらない。いや、会として、現実政治に関わったことは一度もない。会の活動は、専門家を呼んで原発について学び、会報やホームページで原発について発言し、年に一度は被災した福島を訪れた。そして、文学作品を書く。 そうこうしているうちに、いつの間にか、僕は事務局長という立場になってしまった。自分から手を挙げたのではない。そういうことになってしまったのだ。僕

    連載エッセー「本の楽園」 第116回 ゲンロン戦記
  • 東浩紀による自伝的経営奮闘記──『ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる』 - 基本読書

    ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ) 作者:東浩紀発売日: 2020/12/11メディア: Kindle版この『ゲンロン戦記』は、ゲンロンという、SF作家養成や批評家養成スクールを開いたり、批評家や作家や哲学者らの対談イベントを自前のカフェで開いたり配信したりして利益を出している小さな会社を経営していた東浩紀氏の自伝的奮闘記である。経営であるというと基的には大成功を収めた人がその華々しい経歴やその経営哲学を語るものだが、作で描かれていくのは無残な失敗の連続だ。 それも、「それならしょうがねえよな」と同情してしまう失敗、というより理念や理想が先行してそのうえ行動力も伴っているがゆえに実態がまるで追いつかず、「そんなことやっているんですか……」と絶句してしまうような失敗が多。それを真摯に反省し、なんとかしようと奮闘し、また同じような失敗をして落ち込む……という繰り返しが

    東浩紀による自伝的経営奮闘記──『ゲンロン戦記-「知の観客」をつくる』 - 基本読書
  • 新著『ゲンロン戦記』が異例のヒット…東浩紀氏に聞く「インターネットの失われた10年間」

    哲学者の東浩紀氏の新著『ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる』が、世代を超えて話題を呼んでいる。 学会や文壇の常識には囚われない「知のプラットフォーム」を志し「ゲンロン」を東さんが創業したのが2010年のこと。これまでの葛藤を赤裸々につづった奮闘記は、起業家やビジネスパーソンのみならず、コロナ禍で不安を抱えながらも自分の道を切り拓こうともがく若者にも支持されている。 『ゲンロン戦記』には東さんとゲンロンが、混乱の中を戦い続けた「2010年代」が描かれている。SNSが影響力をもち、個人が自由に情報を発信できるようになったことは「アラブの春」に象徴されるような“革命”にも影響を与えた。その一方、分断やメディアビジネスにまつわる歪な構造をも生んだ負の側面もある。 「インターネットの力を信じられなくなった」と失望を語りつつ、それでもネットや出版を通じて自らが信じる哲学を試行錯誤してきた東さん。201

    新著『ゲンロン戦記』が異例のヒット…東浩紀氏に聞く「インターネットの失われた10年間」