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学問に関するTomosugiのブックマーク (11)

  • 戦前に学問をしたい苦学生はいなかった - 山下泰平の趣味の方法

    諸事情があり、戦前の苦学を調べ続けていた。色々なことが解ったのだが、その中で最大の驚きは、学問をしたい苦学生は(ほぼ)いないという点であった。ちなみにここでいう苦学生とは、小学校を卒業したものの家が貧乏で進学できず、働きながら学問をしようと決心した…といったような人物である。 戦前の若者たちが苦学をするのは、基的には立身出世が目的で、良い大学を出て良い会社に就職し、良い生活をしようという単純明快なものであった。時代によって「良い会社」が「政治家」であったり「官吏」であったりの違いはあるが、学問による出世が可能な社会に属する若者であれば、一度は思うようなことであろう。 そのような目的とは異なり、純粋に好きなことを学びたい、追求したいといった欲望を満たすために苦学をする若者もいるのだろうと、私は勝手に考えていたのである。 戦前の野心のある若者たちは、基的には世俗的な成功をしたいと考えていた

    戦前に学問をしたい苦学生はいなかった - 山下泰平の趣味の方法
  • 日常のコギト:命がけの飛躍

    February 07, 2007 命がけの飛躍 柄谷行人の「論座」でのインタビューを読了。 なにせインタビューだから非常に短い。だから、「読了」なんて偉そうなことを言うほどのことではない。 しかも、いくら柄谷ファンを自認しているとは言え、インタビューが載っている程度でを買ってしまうことは非常に稀である。 まして、「論座」。 僕にとっては「週刊少年ジャンプ」と同一直線上にある雑誌だ。 もちろん、難易度の話ではない。 玉石混淆の度合いである。 例えば、 「僕は「こち亀」が読みたい。できるだけ早く読みたいから、単行になる前の「ジャンプ」の連載を読む。けれど、ジャンプには、僕の苦手な「ONE PIECE」などが載っている。特に読みたくないしな...。うーん、ジャンプを買おうか、買うまいか...。買わない!」 という思考である(実際、週刊少年ジャンプは20年近く読んでない。すみません)。 「現

  • 熱くならず南京事件と付き合うための方法 | 文春オンライン

    人を巻き込むロジック 今年は南京事件の発生から80年目にあたる。 60年目、70年目もそうだったが、今年も、1月早々にアパホテルの騒動が起き、7月(盧溝橋事件の発生月)や12月(南京事件の発生月)に向けてますます過熱しそうな気配である。 それにしても、南京事件をめぐる議論はなぜいつもこんなに揉めるのか。 その一因は、南京事件が、日人全員をひとしく歴史の当事者にすり替え、巻き込んでしまう点にある。 「日人としての責任はどうする」「日人として反論しなくていいのか」。こういわれると、なかなか冷静でいられないし、どうしても身構えてしまう。これは歴史問題全般にいえることだが、残虐行為が伝えられる南京事件はことのほか感情を逆なでする。この手のロジックから逃れるのは容易ではない。 当事者だと思ってしまうと、利害を考えざるをえないし、政治的な「結論ありき」「数字ありき」の議論さえ真剣に参照されう

    熱くならず南京事件と付き合うための方法 | 文春オンライン
  • 阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology

    明日から京大に異動になります。阪大には6年間、助/准教授として働きましたが、当に楽しい6年間でした。 最後に日の社会学に対する危惧を一つ述べておきます。日の社会学の特徴は、アカデミズムの軽視だと思います。すなわち、学会報告や学会誌を軽視しているということです。学会発表もせず、学会誌に論文を投稿もせず、それでも社会学者づらしてを出版したり、さまざまなメディアで発言することができるのが、日社会学の実情です。このようなことが起きるのは、学会報告や学会誌が、新人の登竜門として位置づけられており、その評価が低いからだと思われます。エライ先生はしか書きません。エライので査読を受ける必要もありません。こっそり紀要などに考えを公開することはありますが、人から評価されるのは恐ろしいので、学会誌には絶対投稿しません。出版社もが売れさえすればいいので、研究の水準や主張の真偽は気にしません。エライ先

    阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology
    Tomosugi
    Tomosugi 2018/10/09
    あずまんが流れ弾受けかけるがageられるの巻
  • 哲学・数学・物理とかって役に立たないとか言われるけどさ:哲学ニュースnwk

    2018年09月28日22:30 哲学・数学・物理とかって役に立たないとか言われるけどさ Tweet 1: 風吹けば名無し 2018/09/27(木) 12:42:45.37 ID:z5Vj2+xCH そもそも役に立ってる分野はさておき 役に立ってないってことは,金と時間の余裕がないと研究できないってことじゃん? 哲学とか数学を「役に立たない」って排除しだしたら,その国は時間と金の余裕のない貧しい国になり始めたってことよな 2ちゃん史上最も有名なコピペwwwwwwwwwwwwwwwwww http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5095361.html 3: 風吹けば名無し 2018/09/27(木) 12:43:17.55 ID:kaKAGBpLM 数学と物理はガチで役に立ってる 哲学はビミョー 数学SUGEEEEEEEEってなる話聞かせて ht

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  • ジョセフ・ヒース「『批判的』研究の問題」(2018年1月26日)

    [Joseph Heath, “The problem with “critical” studies,” In Due Course, January 26, 2018] 学部生だった頃,こんな風に思っていた――《「客観的」「価値自由」なやり方で社会現象を研究する実証主義が社会科学で蔓延しているのは世界の災厄だ.そんなものは幻想だ,というか有害な幻想だ.だって,客観性をよそおいつつ,その裏には隠れた目標があるんだから.つまり,支配しようという利害関心をもってるんだ.人々を主体ではなく研究の対象として扱うなんて政治的に中立じゃない,だってそうやってうみだされる知識ってのは,どういうわけかうまいぐあいに,まさに人々を操作し管理するために必要とされるたぐいの知識になってるもの.つまり,「客観的な」社会科学はちっとも価値自由なんかじゃない,むしろ抑圧の道具になってるじゃないか.》 これに替わる選

    ジョセフ・ヒース「『批判的』研究の問題」(2018年1月26日)
  • なんで勉強するのか

    ここで細かいプロフィールを書いても釣りっぽさが増すだけだけだが。 私は東大卒なんだよ(学部卒、就活に失敗した負け組)。で、中2の娘がいる。めっちゃかわいい。くそかわいいぞ。うらやましいだろ。反抗期だけどな。 さて、この前、娘に「なんで勉強するのか」と問われて、答えに窮してしまった。 院進しなかったから「学問そのものの価値」について説明する資格もないし、そんなもん分からない。 就活に失敗して自殺未遂までした身だから、「勉強すれば良いトコに就職してお金持ちになれる」と言うこともできない(余談だが、自殺未遂のときに救急車を呼んでくれた人がいまの)。 かろうじて「勉強すれば、くだらない嘘に騙されなくなる。水素水とか、EM菌とか、怪しい新興宗教とか」と言うと、「水素水の何が嘘なの」と返された。「健康に効果があるって言ってるけど嘘だよ」「健康に効果があるって具体的にどういうことを言ってるかちゃんと調

    なんで勉強するのか
  • 高校教師,31歳。教科は化学と生物。博士持ち。

    2016/12/30に高校の同級生3人と飲んできた。 前日の飲み会に比べて疲れたな。って感じたのは自宅で大学同級生と飲んだのと違って, 名古屋までJR使って足を延ばしたからかな。なんて考えながら帰ってきて, 夜中に酒による吐き気で起きた時に,気づいてしまったから書き残しておく。 高校の同級生と合うのはたぶん5年ぶり。31歳。結構あっていなかった。 高校時代,とても仲が良かったし,5年前までは毎年のようにあっていたので自分でも今年誘われたとき, なんで5年も空いたのだろうか。と不思議だった。 メンバーは医師,某ビール会社の開発(肩書き付),トヨタの完全子会社のなんか出世が約束されたとこ。 世間的にみたらいわゆる受験戦争勝ち組。医者以外は国立大(院)卒。 給料も手取りで1千万とか,ちょっと足りないぐらいだとか言ってた。 今年は4,5回海外旅行いって,元旦からもカンボジアに旅行に行ってくる。と

    高校教師,31歳。教科は化学と生物。博士持ち。
  • ICT学ぶなら会津大学 - きみの好奇心が未来をつくる! | 公立大学法人 会津大学

    コンピュータ理工学はあらゆる分野に繋がる学問 今や私たちの身の回りでICTが使われていない分野はなく、かつ日々進化を続けています。会津大学では、AI、ロボット、プログラミング、セキュリティ、医療ICT、ゲームAI等、学べる分野は多岐にわたります。 それぞれの分野におけるプロフェッショナルな教師陣と、あなたの知識の深掘りをはじめてみませんか。

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  • 生きたことばをモデル化する統計科学の研究:研究室訪問:統計数理研究所

    「いづれの御時にか、女御更衣あまたさぶらひける中にいとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれてときめきたまふありけり」で始まる『源氏物語』。平安時代中期(11世紀)に成立した宮廷の恋愛物語は、世界最古の長編小説として有名だが、江戸時代の人々にすら極めて難解なことばの集合で、多くの注釈書が発刊されていた。 ことばは時代と共に変化し、それを正しく理解することは失われた意味を復元する作業にも似る。冒頭にかかげた源氏の一節も、教えてくれる人がいなければ、それぞれの単語がどこで切れるのかすら判然としない。 言語を確率論的にとらえ、計算式によって解析(処理)するなら現代語も古典も、未知の言語すらも容易に理解できるようになる――このように考えて「計算言語学」の旗をかかげる統計科学者がいる。 言語の差異構造を統計的に理解する 持橋の専門分野は、「統計的自然言語処理」と「統計的機械学習」。それは簡単に表現するな

  • 「役に立つ知識」としての学問 - やまもといちろうBLOG(ブログ)

    最初、荻上チキさんが何か言って燃えてるのかと思って見物にいったら、ちきりん女史でした。 下から7割の人のための理科&算数教育 http://www.peeep.us/87ff708d ちきりん氏のお粗末な科学教育論 http://d.hatena.ne.jp/locust0138/20140225/1393341659 個人的には、 ■ まずは体系的な科学的知識を構築することを試みてみない限り、上3割も下7割も分からないであろう ■ 「どうせ分からないから」「社会で役に立たないかもしれないから」教えないのは、子供が取り組む未来の可能性を狭める という点で、locust0138氏の意見に賛同するものです。 一方で、この手の議論を喚起した荻上チキりん女史、冒頭の問題意識としての「実力別クラスの編成で、出来る子ややりたい子には充実した学習環境を」という考えは良いと思っています。 ただ、いまの日

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