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HONZに関するTomosugiのブックマーク (7)

  • 『ザ・パターン・シーカー──自閉症がいかに人類の発明を促したか』 if-and-then思考とハイパー・システマイザー - HONZ

    エジソンやビル・ゲイツもそうなのだという。あるいは、ピアニストのグレン・グールドや、バスケットボール選手のコービー・ブライアントも。彼らはみな「パターン・シーカー」、すなわちパターン探しの達人であると考えられる。そして、そのようなパターン・シーカーこそが人類の偉大な発明を導いてきたのだと書は主張する。 書の著者は、イギリスの著名な心理学者サイモン・バロン=コーエンである。彼が「パターン・シーカーこそが人類の偉大な発明を導いてきた」と言うとき、その意味するところはふたつある。ひとつは、上で述べたように、偉大な発明家の多くが卓越したパターン・シーカーであること。そしてもうひとつは、ヒトが身につけたパターン探しの能力こそが、ヒトの進化史において偉大な発明を導いてきたということである。 ならば、そのパターン・シーカーという特性はどのようなものだろうか。それは、簡単に言えば、一見しただけでは明ら

    『ザ・パターン・シーカー──自閉症がいかに人類の発明を促したか』 if-and-then思考とハイパー・システマイザー - HONZ
  • 『教養としてのテクノロジー』でテクノロジーを駆動する哲学を知る - HONZ

    ほんの十数年前に登場したばかりのスマートフォンがそうしたように、新たなテクノロジーは私たちの生活を一変させる。AI仮想通貨、ブロックチェーンのような新たなテクノロジーが誕生する速度は加速度的に増し、1つのテクノロジーが与える影響もより大きなものとなっている。グローバル化の進展によって小さくなった世界では、破壊的テクノロジーの影響は一瞬にして世界中を駆け巡り、直ぐにあなたの日常に入り込んでくるのだ。「人間とコンピュータの協調」をテーマに世界の研究をリードするMITメディアラボ所長を務める著者の伊藤穣一は、誰もがテクノロジーを理解すべきだと説く。 テクノロジーはもはや「一部の人たちのもの」ではありません。現代社会を生きる人々が、共通して理解しておくべきものになりつつあります。なぜなら、テクノロジーは、現代に生きる私たち一人ひとりに影響を与え、これまでとは違う生き方を迫ってくるからです。 これ

    『教養としてのテクノロジー』でテクノロジーを駆動する哲学を知る - HONZ
  • 『どうしても欲しい! 美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究』理想の自分に近づきたくて - HONZ

    作者:エリン・L. トンプソン 翻訳:松 裕 出版社:河出書房新社 発売日:2017-09-26 世の中にはコレクターと呼ばれる人たちがいる。特定の事物を徹底的に蒐集する人々のことだ。切手や古いコイン、宝石といった貴重品から、玩フィギュアのような玩具、映画の半券、果ては牛乳瓶のフタやら変な形の小石やら、ありとあらゆるジャンルに彼らは存在する。 そうした蒐集の中で、おそらく最も長い由緒を持つのが、古美術品蒐集だ。書は、古美術品の私的コレクションを築き上げた人々の動機と自己認識について分析した一冊である。著者は美術品犯罪研究の専門としてアメリカで唯一の大学教授で、「古美術品コレクターの執念は虚栄心によるもの」とする世間の単純化されたイメージに反発して、書を書き上げた。論文の体裁を取っているため少々カタい言い回しもあるが、たかが蒐集癖と思うなかれ、彼らのアイデンティティと美術犯罪の闇の歴

    『どうしても欲しい! 美術品蒐集家たちの執念とあやまちに関する研究』理想の自分に近づきたくて - HONZ
  • なぜ野球界から暴力はなくならないのか

    1993年、横浜生まれ。横浜市立大学卒業。5歳から高校卒業までを秋田県で過ごし、大学入学と同時に横浜へカムバック。基的に乱読派のため、好きなジャンルを絞りきれず困っている。 週末はこれを読め! from HONZ 読むに値する「おすすめ」を紹介するサイト「HONZ」から、週末読書にオススメのノンフィクションのレビューをお届けします。HONZが対象とするのは小説を除くすべてのです。サイエンス、歴史、社会、経済、医学、教育、美術、ビジネスなどあらゆる分野の著作が対象です。 バックナンバー一覧

    なぜ野球界から暴力はなくならないのか
  • 国民的ヒット曲が生まれなくなった根本理由

    僕自身もそういった音楽番組の制作に携わったことがある。あれはたぶん2000年前後くらいだったと思うが、ちょっとした異変を感じるようになった。電話オペレーターが全員女子大生アルバイトという番組を担当していたのだが、リスナーからのリクエスト曲を聞き取る際、彼女たちが曲名を知らないというケースが増えてきたのである。 リスナーからの電話を受けると、彼女たちはラジオネームや番組へのメッセージ、リクエスト曲のタイトルなどを聞き取ってシートに記入する。それがディレクターのもとに回ってくるのだが、そこにギョッとするような曲名が書かれているのである。 思い出すといまでも動揺を禁じえない迷作を挙げると、たとえば「覚せい剤の喫茶店」というのがあった(もちろん正しくはガロの「学生街の喫茶店」だ。たしかに喫茶店が取引現場になることもあるかもしれないが)。「白人は招くよ」も忘れ難い(これも正しくは「白銀は招くよ」。な

    国民的ヒット曲が生まれなくなった根本理由
  • 『脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議』 創造的能力の副産物としての記憶違い - HONZ

    記憶がえてして頼りないものであることは、いまではよく知られている。その象徴的かつ重大な例としてすぐに思い浮かぶのは、記憶違いにもとづく冤罪事件だろう。国際的な非営利団体の報告によると、2015年にDNA鑑定によって受刑者の無実が証明された事件は325件あった。そしてそのうち、じつに235件もの事件で目撃者の誤認が関わっていたというのである。 記憶違いの問題はけっして他人事ではない。と行った初デートの場所を間違って記憶していたこと、あるいは、他人のやった仕事を自分がやったかのように勘違いしていたこと、そのような経験に誰しも思い当たるふしがあるのではないだろうか。しかしそれならば、わたしたちの記憶はどうしてそのように頼りないのか。また、記憶がときとして大きく歪められてしまうのは、いったいどうしてなのだろうか。 書は、そのような問題にイギリスの若手研究者が迫ったものである。著者のジュリア・シ

    『脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議』 創造的能力の副産物としての記憶違い - HONZ
  • 最貧困層の女性は、なぜ性風俗で働くのか

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    最貧困層の女性は、なぜ性風俗で働くのか
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