佐賀市に住んで2年。街を行き交う高校生たちの自転車が、これまで暮らした街よりもカラフルなことに気づいた。佐賀弁で「けったくり」と呼ばれる自転車のカラフル具合と、そのワケを調べた。(朝日新聞佐賀総局・浜田祥太郎) 【画像】水色、白、ピンク、銀、赤…なぜかカラフル、佐賀では当たり前?の自転車風景 まずは実態把握。市中心部、JR佐賀駅から歩いて約5分の天神橋交差点に立った。通学ラッシュの午前8時、高校生をターゲットに調査スタート。鮮やかな色の自転車が行き交う様子は、毎年秋に開かれるインターナショナルバルーンフェスタで佐賀の空を彩る熱気球をほうふつとさせる。30分間で213台が通り、単色だけで12色が確認できた。 単色で1位は黒で26台(12%)。2位は水色で25台。3位は白とピンクがいずれも22台だった。以下順に、銀、赤、紫、黄、紺、オレンジ、黄緑、青。ただ実は一番多かったのが「ツートンカラー