されば、緒の言は、その然云フ本の意を考へんよりは、古人の用ひたる所を、よく考へて、云々の言は、云々の意に、用いたりといふことを、よく明らめ知るを、要とすべし 小説のレビューがつまらない本当の理由 - 誰が得するんだよこの書評 小説のレヴューがつまらない、と思ったことは正直あまりないように思う。 ネットでそれらを渉猟する場合、ついさっき読み終えたばかりの本から、自分が何を読めたのか、読めなかったのかを確認する作業だからだ。それで、大抵、わたしは読めてない。落ち込むばかりだ。 わたしは何を読まねばならなかったのか? 佐藤亜紀がカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』をこき下ろした件は有名であるらしい。wikipediaにも載っているくらいだ。 17.「わたしを離さないで」再び: 文句のある奴は前に出ろ 佐藤亜紀のこの評価に反発するひとは多いのかもしれないが(ごめんなさい、『わたしを離さないで』