Tweet 10兆円の売上高を誇る日立製作所がたかだか2000億円にも満たない売上高のキーエンスに時価総額が抜かれてしまったのはある意味象徴的でき事であった。 キーエンスはほとんど一般消費者は直接買うことは無い製品をつくっている。具体的には製造業のものづくりの自動化を支援する製品(FA:Factory Automationと呼ばれる部類)をつくっている会社だ。 電機業界が過去10年においてトータルで投下資本に対して利益が上げられなかったのに対して何故、キーエンスはとてつもなく高い利益率を毎年上げることができるのか。 まず、キーエンスの売上高の比率は圧倒的に日本国内が多いことが挙げられる。(ちなみにキーエンスはHPでほとんどIRデータを公開していない(非上場企業並みだ)ので、有価証券報告書のセグメント情報などを参照) 日本国内において、まず生産設備の部品や製品をつくっている大企業は比較的高収