トランプ大統領が何を言おうが、グローバリゼーションは良いものだと思う。自動車業界では、特にそうだと確信する。世界のさまざまな国の強みとテイストを合わせることによって、クルマをアピールできる客層はより広がる。 数年前には、マツダとフィアットが共同開発した「ロードスター」と「124スパイダー」という兄弟車が話題になったし、BMWとトヨタが共同開発をした「新スープラ」と「次期Z4」は来年発売される。 最近では、日産とイタリアの名門イタルデザイン社の協力による 「GT-R50 by イタルデザイン」が世界の自動車界に大きな衝撃を与えている。同車のネーミングの由来は簡単。GT-Rとイタルデザイン社、どちらもの50周年というアニバーサリーを祝っているわけだ。 GT-R50は、夏に発表されて以来、業界の「レッドカーベット」ともいうべき世界的な自動車イベントに登場している。 渡辺謙氏は、ハリウッド映画「ラ