約3カ月ぶりに茂木健一郎さんのコラム連載が復活しました!第10回は、切っても切れない、いや、切るべきではない「日本人」と「英語」の関係についてお話しいただきます。 日本人を取り巻く状況は変わりつつある日本人はなぜ英語が苦手なのか。 少なくとも、実態はともかく、苦手だというイメージ、苦手でも仕方がないという「諦め」があるのか。 言語として英語と日本語が遠いことなど、いろいろな要因があると思うが、もっとも根本的な理由は、気持ちの問題だと思う。 つまり、ほんとうの意味では、英語をやる気になっていない(やる気になってこなかった)のである。 脳の働きから見れば、感情のシステム、ないしは、身体性。 理屈では英語が必要なことはわかっているし、英語をやりたいと「理想論」を唱えもするのだけれども、「身体が動かない」のである。 なぜそうだったかと言えば、これまでの日本では、英語を学ぶことは「オプション」で、よ