Terui MasashiCloud Architect / Developer at Serverworks Co., Ltd. / Freelance
はじめに AWSのEC2でサービスの運用しているんだけど、手元のPCでも環境を再現したいなーと思うことって無いですか?ここではAWSのEC2インスタンスのイメージを取得し、VirtualBoxで利用する方法を記述します。 全体の流れ EC2インスタンスをRAWイメージで取得 新しいRAWイメージファイルを用意 最初に取得したRAWイメージを新しいイメージファイルにコピー 新しいイメージファイルにGRUBをインストール 新しいイメージファイルをVMwareのvdiフォーマットに変換 VirtualBoxで起動 手順 0.事前準備 コピーしたいEC2インスタンスにGRUBをインストールしておきます コピーしたいEC2インスタンスにsudoできるサーバアカウントを作成しておきます EC2だとrootアカウントのパスワードがわからないため、VirtualBoxで起動した後にコンソールからログインし
AGC旭硝子(以下、AGC)では、2015年から基幹システムでパブリッククラウド「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」を使い始めた。現在、物流や販売などを担う国内向け基幹システムを、AWSのIaaS(インフラストラクチャ・アズ・ア・サービス)である「EC2」上に移行している。本格稼働は、2016年春を予定している。2018年までには、基幹システムの7~8割をクラウドに移行する計画だ。 周囲を見渡すと、このところ同様の検討を進めている企業が急激に増えているように感じる。動機は「今よりコストを下げたい」「経営状況に合わせて柔軟にサーバー数を増減させたい」「そこそこのコストでBCP(事業継続計画)対策をしたい」など、IT部門にとって普遍的なテーマではないだろうか。 「実際に検討を始めたが、なかなか上層部が“クラウドを使っていい”と言ってくれない」という話をよく聞く。また、AWSのIaaSを企業
前回、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)を基幹システムに使うに当たって準備した、共通基盤について説明した。今回は次なる壁として、この基盤にいかに社内ユーザーを呼び込んでいくかについてお伝えする。 次期の主要インフラにAWSを採用するという方針が決まってから、我々情報システムセンターは、製造部門や研究開発部門などいくつかの部署を対象に、AWSに関する説明会を実施した。そこでは、「AWSの超入門」「代表的なAWSのサービス」「AGC旭硝子におけるAWSの使い方(指針)」といった項目について説明した。 反応は実に様々だった。「ぜひ、次期システムにAWSを使いたい」と言ってくれるユーザーもいれば、「コストが見合うのなら検討する」という慎重派のユーザーもいた。もちろん、「自分が担当しているシステムは、AWSでは実現できない」という人もいた。 社内からの相談が急増し「これはヤバい」 いずれにせよ、説
AGC旭硝子(以下、AGC)がAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の採用を決定したのは2014年8月。物流や販売などを担う、国内向け基幹システムへの導入が決まった。 そのころには既に、AWSが社内外で広く使われるようになるのではないかという手応えがあった。そのため早々にAGCグループ全体でAWSを利用することを意識し、そのための基礎作りを行った。その過程で、複数の壁に遭遇した。 技術標準を定めて統制を強化 AGCが行った基礎作りは、大きく二つある。AWSの技術標準を定めることと、各機能をサービスとして使える共通基盤を作成することだ。まず、技術標準について説明する。 AWSが持つ豊富な機能群を活用するには、入念な調査をして利用する機能を選択し、どんな使い方をするかを決める必要がある。新たにAWSを利用するシステムごとに、それぞれの担当者が調査/決定をするのは非効率で、統制も効かなくなる。 そ
2015.07.24にあった表題のDevLove関西の勉強会に参加してきました。 クラウドがアーキテクチャを変え、エンジニアの役割も変わる 佐々木拓郎さん NRIネットコム株式会社 DevLove Kansai AWS from Takuro Sasaki www.slideshare.net 概要 クラウドファーストからクラウドネイティブへ オンプレミスの提案だけだと「なんでクラウドの提案もないのか?」というようなことを訊かれるクラウドファースト時代になってきている。 データとその処理をサーバで変換する必要があった3-Tierのクラウドアーキテクチャから、データやストレージまたは計算処理(Lambda)に対して直接操作ができる2-Tierアーキテクチャが実現されつつある。 サーバの構築がほぼ不要で、パーツの組み合わせだけでサービスの構築が可能 Lambdaで計算処理はサーバレスでできるよ
関連キーワード Amazon Web Services | ERP | SAP | クラウドサービス | 基幹システム オンワード樫山 越智正純氏《クリックで拡大》 大手アパレル企業のオンワード樫山は、2015年3月に基幹システムを全面刷新。新たな基幹システムにはSAPジャパンのアパレル業界向けERP「SAP Apparel and Footwear Solution(SAP AFS)」を、インフラ基盤にはアマゾン データ サービス ジャパンの「Amazon Web Services(AWS)」を採用した。2015年6月に開催された「AWS Summit Tokyo 2015」のセッションから、導入の背景、比較検討のポイント、本番稼働から得られたノウハウを紹介する。 オンワード樫山ではこれまで、メインフレームを中心とした自社システムを運用してきたが、システム構造の複雑化が進み、各種制度変更
AWSでサーバを運用する際にはEC2からAWS CLIを使って他のAWSのサービスと連携したりすることがあると思いますが、AWS環境ならではのシェルスクリプトを集めてみました。AWS CLIのバージョンは1.7.13、Pythonのバージョンは2.6.9を使っています。私はAmazon Linuxで動作を確認しています。 目次 準備する AWS CLIのインストール AWS CLIのアップデート aws configureでセットアップする IAM roles for EC2 instancesに関して 監視系 CloudWatchでカスタムメトリクスを設定する ZabbixからCloudWatchの値を取得する プロセス監視する バックアップ系 AMIとEBSのバックアップを作成する RDSのスナップショットを作成する S3のフォルダを削除する 便利スクリプト系 Route53の自動登録
こんにちは、せーのです。AWSは現在40以上のサービスがあり、なかなか把握しきれないことも多いかと思います。そこで今日は現在のサービスを組み合わせたシステム構築の一例をご紹介致します。 最もコストがかかるのはEC2 そもそもオンプレではなくクラウドサービスを選ぶ理由は安価で簡単にサーバーやストレージを調達でき、障害対策や電源管理等をAWS側が行ってくれるから、という方も多いかと思います。 ではAWSの各サービスでコストを抑える秘訣はなんなのでしょう。それは「EC2を使わないこと」です。例えばDBとしてmySqlを使いたいとします。時間あたりの単価を考えるとEC2の中にmySqlをインストールするよりもRDSでmySqlを立てたほうがお得です。また障害が起きてダウンした際にEC2は自分でフェールオーバー等の対策を打つ必要がありますが、RDSはmulti-AZの設定をしておくだけで後はAWSが
情けない話ですが、自分の大チョンボで AWS の個人アカウントが第三者にアクセスされた結果 190万円相当のリソースが使われ、最終的に AWS さんに免除を頂きました。反省込みで本件のまとめを書きます。 自分が馬鹿を幾つも重ねた結果であって、AWS 自体は怖くないというのが伝われば幸いです はじめにまとめ S3 実験してた時に SECRET KEY を見える場所に貼っていた事があり、第三者がそれでアクセスし大量の高性能インスタンスを全力で回す (恐らくBitCoin採掘) AWS さんから不正アクセスの連絡があり、急いで ACCESS KEY 無効&パスワード変更、インスタンス全停止、イメージ削除、ネットワーク削除 免除の承認フェーズを進めて、クレジットカードの引き落とし前に完了して助かる AWS さんのサポート AWS さんは最大限サポートしてくれました 承認フェーズが進まない時もあまり
AWS Summit Tokyo 2015 www.awssummit.tokyo アマゾンデータサービスジャパン様 主催のAWS Summit Tokyo 2015 で、 freeeの急成長とAWS というタイトルで発表しました。 発表させていただいたプレゼンテーションの内容は、 「創業期から現在に至るまでのインフラの変化、AWSさんの各種クラウドサービスを利用しつつ、会社の急成長と共にどのような形に変わっていったのか」 となっています。 AWS Summit Tokyo 2015 freee // Speaker Deck プレゼンテーション資料の作成には、弊社CTO 横路を始め、 インフラチームによるレビュー、及び 弊社マーケティングチームによるヘルプなどがあり、 作成することができました。 無事、発表が時間内に収まる形でできたのでとても良かったです。 私が入社したのは2014年6月
本連載では実体験をもとに、AWS利用歴1年程度のビギナーから「AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトレベル」試験に合格するための学習方法をご紹介します。今回は、クラウド設計のベストプラクティスを知る方法と、AWSの環境構築をして学習する方法について解説します。 はじめに 前回は、公式サイトで公開されている試験ガイドとサンプル問題をもとに、AWS認定プログラムの概要と対象者像を確認しました。今回は、クラウド設計のベストプラクティスを知る方法と、AWS上に実際に環境構築して学習する方法をご紹介します。 対象読者 AWSを使ったことはあるが利用経験が少なく、試験の学習をすることでさらに理解を深めたい方 AWS認定資格を取得することで、顧客や同僚へAWSのシステム設計力や理解度を示したい方 必要な環境 AWS(Amazon Web Services)のアカウント AWSマネジメント
普段はこんなエントリーばかりですが… 突然のAWS Advent Calendar 2013の11日目のエントリーです。 ほぼ更新していない&写真ネタのBlogなのに突然のAWS(AA略)ですみません。 最近「どのカメラがいいですか?」と同じくらいの頻度で、 Startupの皆さんに「今度WBS(WORLD BUSINESS SATELLITE)に紹介されるんですが…」と 相談いただくことが多いのでまとめておきます。 カメラは最近E-PM2レンズキットが25,800円くらいで投げ売りされてたのがオススメです。 で、テレビ対策(番組内での紹介)ですね。まずあえてコスト感から。 正直、時間帯・取り上げられ方・サービス・アプリ次第ってのが正解なんですが… すげーざっくりですが、これから伸びてくって感じのStartupなサービスなら予算1万円も見ておけば、 なんとかなるんじゃなかいかと
Amazonクラウドを使ったシステム設計の際に直面する典型的な問題に対して、解決策を分かりやすく分類、解説した「AWSクラウドデザインパターン」(略称CDP)が公開されました。Facebookページも開設されています。 作成したのはAmazonのスタッフやサードパーティのエンジニアら。 CDPのWebサイトはWikiで作られているため、誰でも新たなデザインパターンなどを追加可能。現在45種類のパターンが登録されており「あと3つ加えると“CDP48”と言えるようになるので、ぜひ追加してください」(玉川氏。JAWS Summit 2012でCDPの公開について説明した際に)と、呼びかけています。 45種類のパターンが9のカテゴリに分類 それぞれのパターンには、名前、解決したい課題、クラウドでの解決方法、実装方法、解説図、メリットと注意点、関連パターン情報などが含まれています。 例えば、サーバの
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