インドとトルコの首脳会談が行われ、インフラ事業など幅広い分野での協力で合意し、インドが貿易を通じてさらなる経済成長を目指す狙いがあるのに対し、トルコは欧米諸国との関係が冷え込む中、アジアに安定したパートナーを獲得する狙いがあるものと見られます。 会談のあとの記者会見で両首脳は、インフラやエネルギー、ITなどさまざまな分野で相互に投資を増やし、3年後の2020年までに両国の貿易額を現在の1.5倍にすることで合意したと発表しました。この中でモディ首相は「両国の協力はさまざまなビジネスの機会を生むことになるだろう」と期待を示したのに対し、エルドアン大統領も「両国の経済関係は新たな段階に入った」と応じました。 インドとしては、人口およそ8000万人の市場を抱え、アジアとヨーロッパの橋渡し役となってきたトルコと良好な関係を築くことで、さらなる経済成長につなげたい考えです。一方のトルコとしては、去年7