岸田首相、原発新設へ方針転換 次世代型の検討指示―7基追加再稼働「国が前面」 2022年08月24日20時15分 「GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議」で、首相公邸からオンラインで発言する岸田文雄首相(モニター画面)。左端は西村康稔GX実行推進担当相=24日午後、首相官邸 岸田文雄首相は24日、首相官邸で開いた「GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議」(議長・首相)で、次世代型原発の開発・建設や原発の運転期間延長について、「年末に具体的な結論を出せるよう検討を加速してほしい」と指示した。電力の中長期的な安定供給確保が狙い。正式決定すれば、2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、新増設などを凍結してきた政府方針の大きな転換となる。 脱炭素の切り札?次世代小型炉「SMR」の課題と現状 既存の原発の活用では、事故後に導入した新規制基準をクリアし地元の同意を得て再稼働