【ヒューストン=花房良祐】米国の宇宙企業、インテュイティブ・マシンズの開発した無人の月着陸船が米中部時間22日夕方(日本時間23日朝)、月に着陸して地球との交信に成功した。民間企業としては初めてで、米国勢としては「アポロ17号」以来、半世紀ぶりの月への着陸となった。ただ通信状態は悪く、同社は状況を精査している。月着陸船「ノバC(愛称オデュッセウス)」は15日に米南部フロリダ州からスペースXのロ
【ヒューストン=花房良祐】米国の宇宙企業、インテュイティブ・マシンズの開発した無人の月着陸船が米中部時間22日夕方(日本時間23日朝)、月に着陸して地球との交信に成功した。民間企業としては初めてで、米国勢としては「アポロ17号」以来、半世紀ぶりの月への着陸となった。ただ通信状態は悪く、同社は状況を精査している。月着陸船「ノバC(愛称オデュッセウス)」は15日に米南部フロリダ州からスペースXのロ
民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1のランダー(月着陸船)がスペースXのロケット「ファルコン9」で月に向けて打ち上げられたのは、昨年の12月。あれから4カ月の時を経てispaceの月着陸船は、早ければ26日午前1時に着陸する予定だった。 ispaceは26日午前0時から2時過ぎまで、東京・お台場に設置した記者会見場で、報道陣にランディング映像を実況中継した。残念ながら着陸寸前のところで、ミッションコントロールセンター(管制室)と月着陸船との間の通信が途切れ、それが回復することはなかった。月面から高度100kmのところで着陸態勢に入ったが、おそらく高度計測にあたって齟齬(そご)が生じていたようだ。そのため月面に対して噴射する燃料が切れてフリーフォール(重力に任せて落下してしまうこと)状態になったと考えられる。だが、月面着陸の直前まで通信は確立できていた。これまでにもインドの
26日未明、日本のベンチャー企業が開発した着陸船が世界初の民間による月面着陸に挑みましたが、着陸予定時刻のあと通信が途絶え、計画していた着陸はできませんでした。 着陸船に何が起きたのか、当時の動きは、時系列でお伝えします。 「ispace」が開発した月着陸船は、26日午前0時40分ごろ、月面に向けて降下を始め、およそ1時間後に着陸する計画でした。 会社の説明によりますと、月面に向けて降下を始めたあともガス噴射で速度を落とす制御を計画どおりに開始し、姿勢を変えながら最終的な降下地点までたどりついたことも確認されたということです。 しかし、着地に備えた状態で降下していた際、着陸の信号をとらえないまま高度の情報が0になり、さらにマイナスの値になったということです。 着陸船はそのまま降下を続け、その後、速度が増加して通信が途絶えたことから、会社では、残りの燃料がなくなり、最終的に月面に落下したと推
地球からおよそ38万キロ離れた月を目指して飛行を続けている、日本のベンチャー企業が開発した着陸船が26日未明、月面への着陸に挑戦します。 成功すれば世界で初めての民間による月面着陸達成となり、注目されます。 発射から約4か月 月面着陸に挑戦 日本のベンチャー企業「ispace」が開発した月着陸船は、2022年12月、アメリカの民間企業「スペースX」のロケットで打ち上げられ、太陽の重力などを利用しながら月に向けて飛行してきました。 打ち上げからおよそ4か月後の4月13日には月の高度およそ100キロを回る軌道に入り、搭載機器の状態や通信の確認など準備を進めていて、問題がなければ、26日未明、月面着陸に挑戦します。 計画では、午前0時40分ごろに降下を始めガスを噴射して減速するとともに姿勢を変えながら徐々に月面に近づき、午前1時40分ごろ、着地の衝撃を和らげる4つの脚で月の北半球にあるクレーター
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く