JA鳥取いなばは7日、子会社のトスク(TOSC、鳥取市行徳1丁目)が運営するスーパー、トスク本店(同)について、運営を引き継ぐ予定だった鳥取県中部でスーパーを展開する東宝企業(倉吉市大正町2丁目)との交渉を断念したと発表した。 JA鳥取いなばは、採算が悪化していたトスク本店について2023年9月に閉店し、東宝企業に運営を引き継ぐ方向で交渉していた。しかし、東宝企業側で交渉を担当していた弁護士が外れ、交渉の窓口がなくなるなどしたため、6日に臨時理事会を開いて決めたという。 本店勤務の従業員ら約80人の雇用については、ハローワークなどと連携し、再就職先の確保に努めるとしている。同JAの田中利明参事は「地域の買い物環境や従業員の雇用の確保に向け、不安の解消に尽力したい」とコメントした。 一方、東宝企業の宇崎孝也社長は、同JAから7日に本店を引き継ぎ対象から外すとの通知があったとし、「一方的な通知