岡谷市が発祥の「寒の土用丑の日」(21日)を前にした17日、市内の保育園で給食やおやつにかば焼きなどを出す「うなぎ給食」が始まった。同市のうなぎ料理店でつくる「うなぎのまち岡谷の会」が協力。初日は聖ヨゼフ保育園岡谷の園児ら約100人が、地元の名物を味わった。 同園のメニューは、かば焼き8枚を細かくして、白ごまと一緒にご飯にまぜた「うなぎまぶしおにぎり」。子どもたちは昨夏のウナギに触れた体験を思い出しながら、笑顔で頬張った。年長の松井愛生ちゃん(6)は「甘くておいしい。もっと食べたい」と喜んでいた。 「うなぎ給食」は子どもの頃から郷土の食文化に親しんでもらおうと、市が2003年から実施している。2月下旬まで希望のあった市内の7小中学校でも提供される。