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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/kosei-gooblog (2)

  • 古代日本は家族が未成立、中国と違って直系相続の意識無し:官文娜「日本古代社会における王位継承と血縁集団の構造」 - 聖徳太子研究の最前線

    前回、日中を比較して「朝政」の検討をした馬豪さんの論文を紹介しましたので、同様に中国人研究者による日中比較の論文を紹介しておきます。 官文娜「日古代社会における王位継承と血縁集団の構造-中国との比較において-」 (『国際日文化研究センター紀要』28号、2004年1月) です。20年前の論文ですが、この方面の論文は以後、あまり見かけないため、取り上げることにしました。 官氏は、冒頭で「日古代社会には有力豪族による大王推戴の伝統がある」と断言し、大伴氏・物部氏・蘇我氏・藤原氏らは次々に王位継承の争いに巻き込まれ、その勢力は関係深い王の交代によって増大したり衰えたりしたことに注意します。 そして、6~8世紀には、王位継承をめぐる豪族同士の争いにおいて非業の死をとげた皇族が10数人以上におよぶのに対し、古代の中国では、王位をめぐる争いは常に統治集団内部の権力闘争だったと官氏は述べます。 中国

    古代日本は家族が未成立、中国と違って直系相続の意識無し:官文娜「日本古代社会における王位継承と血縁集団の構造」 - 聖徳太子研究の最前線
    y-mat2006
    y-mat2006 2024/04/27
    女帝中継ぎ論が、儒教と言うか中国の文化の影響を受けてるって解釈でok?
  • 研究成果を学ばず、参考にした文献も表示しない粗雑な思いつき本:井沢元彦『聖徳太子のひみつ』 - 聖徳太子研究の最前線

    「時空を越えた極上の歴史エンターテインメント!」と謳っているものの、勉強不足で思いつきばかりが目立つ粗雑な聖徳太子が刊行されました。 井沢元彦『聖徳太子のひみつ』 (ビジネス社、2021年12月) です。表紙では、題名の横に「「日教」をつくった」と記されています。 井沢氏は、研究者の研究を軽んじて空想をくりひろげた梅原猛路線を受け継ぎ、問題の多い歴史を数多く出していることで有名です。今回のもその一つですが、そもそも副題のような「「日教」をつくった」という部分が問題です。 「日教」という言葉を書物の題名にして有名にしたのは、イザヤ・ベンダサン著・山七平訳という形で『日人とユダヤ人』を、山氏が社主をつとめる山書店から1970年に刊行してベストセラーとなり、続く『日教について』(文藝春秋、1972年)でも大いに話題を呼んだ山七平氏です。 山氏は、1977年には『「空気」

    研究成果を学ばず、参考にした文献も表示しない粗雑な思いつき本:井沢元彦『聖徳太子のひみつ』 - 聖徳太子研究の最前線
    y-mat2006
    y-mat2006 2022/02/08
    思わぬところで豊田有恒センセイの名前を目にすることになった。
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