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カントに関するTomosugiのブックマーク (5)

  • ANTINOMY

  • カントのアンチノミー(二律背反)

    アンチノミー(二律背反)に関するカントの議論は、理性概念としての理念(イデア)を論じるときに人間が陥りやすい罠について、その原因とそれが生じる必然性のようなものについて論じたものである。先に取り上げた誤謬推論や神の存在証明にまつわる議論と並んで、カント哲学のハイライトともいうべき部分である。 二律背反とは、同一の事柄について、ふたつの矛盾・対立する命題が同時に成立する事態をさしていう論理学の用語である。論理学においては、それはありえない事態を意味している。ところが人間の作り出した理念をめぐっては、このありえないことが生じる。それはなぜか。このことを論じたのがカントのアンチノミーを巡る議論なのである。 カントは二律背反表として四組のアンチノミーをあげている。 第一のアンチノミー:世界は時間的に端緒を持ち、空間的に限界を持つ、即ち有限である(定立命題)、世界は時間的に端緒を持たず、空間的に限界

  • 【哲学】カントの『純粋理性批判』を世界一わかりやすく解説した。|カントブッダ

    哲学書の中でも難しいと言われるカントの「純粋理性批判」を小学生でも理解できるくらいわかりやすく解説しました。 純粋理性批判の中では難しい単語がたくさん出てきますが、ここでは出来るだけ簡単な単語に置き換えて紹介しています。 簡単な単語でも、カント哲学のコアな部分はわかるようになっていますので、これから純粋理性批判を読む方も、読んで挫折した方も、読み終わったあとで考えを整理したい方も、ぜひ参考にしてください。 3つの大きなテーマ 純粋理性批判では次の3点を大きなテーマとして取り扱っている。 「世界そのもの」と「人間が見ている世界」 人間はどのように物事を理解するか 宇宙の始まり、世界の最小単位、自由、神について それぞれ一つずつ丁寧に解説していこうと思う。 「世界そのもの」と「人間が見ている世界」 純粋理性批判では世界をこの図にあるように捉えている。つまり、「世界そのもの」というモヤモヤしたも

    【哲学】カントの『純粋理性批判』を世界一わかりやすく解説した。|カントブッダ
  • カント『純粋理性批判』を解読する

    カントの議論を追っていくと、様々な概念がいくつも出てくる(物自体はまだいいほうで、カテゴリー、図式、判断力、先験的理念など、哲学史上カントしか使ったことのないような概念が山ほどある)。しかし全体の大枠をつかむためには不要なものもあるので、概念の多さに戸惑わないでほしい。書の白眉は何と言っても「アンチノミー」に関する議論だ。悟性と理性の関係に着目して読むと、カントの真摯な熱さを感じられるはずだ。 (1)感性:データを採取し、直観を供給する能力 カントは次のように言う。 私たちは感官を通じて対象を認識する。対象が心を触発することで、その対象は私たちに与えられる。その際に重要な働きを行うのが感性だ。 感性は外部データを採取し、直観を私たちに与えてくる能力だ。感性を通じて、対象の色や形といったデータが、私たちに与えられる。感性がなければ、そもそも対象を知覚することも認識することもできない。 対象

    カント『純粋理性批判』を解読する
  • まんがで読破「純粋理性批判」 | マイケルと読書と、、

    数日前に行った、紀伊國屋グランフロント店で買った。 世界の名作を30分から1時間程度で読めるように凝縮して、まんがで紹介されているという「まんがで読破」シリーズは、日頃、書名だけで、ネットで注文するか、図書館に予約することが多い私でも、実際に見てみたいと思ったので、久しぶりに書店で何冊か立ち読みしました。 その中から、「純粋理性批判」を選んだのは、『ホロコースト産業』というの中で、著者であるフィンケルシュタインが、 賞賛を浴びたある回想録で、エリ・ヴィーゼルは、ブーヘェンヴァルト収容所から解放されて間もなく、18歳になったばかりのころに 「『純粋理性批判』を読んだ。笑わないでほしい。イーディッシュ語で、である」 と述べている。当時は「イーディッシュ語の文法などまったく知らなかった」とヴィーゼルも認めているが、それ以前の問題として、『純粋理性批判』のイーディッシュ語訳は1度も出ていないの

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