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ブックマーク / blog.livedoor.jp/maturika3691 (1)

  • 西村賢太 : 同伴者の本棚

    「創作とは作家はあくまで己の感性で主題を捉えて表現する作業だが、それが作品として発表される限り読者という他者との何らかの関わり、それは感動や共感であったり反発であったりもしようが、今回の候補作の大方は読者の代表の一人たる私にとっては何とも退屈、あるいは不可解なものでしかなかった。それでもなお選考委員の多くは極めて誠実勤勉に、作者の意図しようとしていたものを読みこみ理解もしようと努めていたが、私にはそんな気を起こさせる以前の代物(しろもの)にしか思えない。 大体、作品の表題がいい加減で内容を集約表現しているとも思えない。自分が苦労?して書いた作品を表象する題名も付けられぬ者にどんな文章が書けるものかと思わざるを得ない。曰くに『グレート生活アドベンチャー』、『アウラ アウラ』、『わたくし率イン歯ーまたは世界』、『オブ・ザ・ベースボール』、『アサッテの人』。いいかげんにしてもらいたい」 平成19

    西村賢太 : 同伴者の本棚
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