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ブックマーク / note.com/nkay (3)

  • 杉村喜光氏の著書にあるフェイク字源(ガセ雑学、疑似科学)の例|nkay

    科学者が世の謎を解き明かすために奮闘している傍らで、雑学屋が非科学的言説をさかんに拡散しているということは珍しくない。これはその一例を示したものである。 原則一つの著書から一つだけを紹介するが、氏の雑学の最新作である『そんな理由!! アレにもコレにも! モノのなまえ事典』(2023)には多数のフェイク字源が含まれているため複数(全てではない)を引用した。 苺【いちご:苺】 漢字では「母の上に草冠」。これには諸説あり、古来イチゴは日では野イチゴのことでこれが乳首に似ているからという説、野イチゴは小さな実が寄せ集まっている事から沢山のコドモを生み出す母であるという意味からという説がある。 雑学庫 知泉蔵(1)「諸説」挙げられているが、どちらもフェイクである。多くの漢字は中国で生まれたものであるため、それが日特有の文化に由来することはほとんどない。漢字は漢語話者によって漢語を表記するために

    杉村喜光氏の著書にあるフェイク字源(ガセ雑学、疑似科学)の例|nkay
    Tomosugi
    Tomosugi 2024/05/15
  • 英語のswallowと漢語の嚥・燕のフェイク語源・字源を医療関係者が拡散している|nkay

    英語の動詞 $${swallow}$$ 「飲み込む」と名詞 $${swallow}$$ 「ツバメ」は語源的にも字源的にも関係がない。この2つの単語はもともと異なる発音と異なる綴りを持っていたが、歴史的変化によって偶然同じ発音と同じ綴りになった。 漢語の 嚥 $${yàn}$$ 「飲み込む」と 燕 $${yàn}$$ 「ツバメ」は語源的にも字源的にも関係がない。この2つの単語はもともと異なる発音と異なる綴りを持っていたが、歴史的変化によって偶然同じ発音と(部分的に)同じ綴りになった。 英語の動詞 $${swallow}$$ 「飲み込む」は名詞 $${swallow}$$ 「ツバメ」に由来するとか、漢語の 嚥 $${yàn}$$ 「飲み込む」は 燕 $${yàn}$$ 「ツバメ」に由来するとかいった誤った語源・字源説が存在する。このフェイク語源は特に医療関係者によって拡散されている。 フェイク

    英語のswallowと漢語の嚥・燕のフェイク語源・字源を医療関係者が拡散している|nkay
  • 「漢字の成り立ち」説には科学的根拠が必要 ~トンデモ・誤字源が世間で拡散されていることに関して~|nkay

    こんにちは、みなさん。 今回は「漢字の成り立ち」について小話したいと思います。 一【この章の要旨:やインターネットで扱われている「漢字の成り立ち」は残念ながら誤りがほとんどってハナシ】 みなさんは日語を綴るとき必ず漢字をつかっていることでしょう。漢字は日の生活上欠かすことのできない存在であり、したがって人々の漢字に対する関心もそれなりに高いと思われます。 中型以上の規模の書店であれば漢字関連書籍をまとめた棚があり、漢字字典・漢和辞典だけでなく四字熟語がどうとか、難読漢字がどうとか、使い分けがどうとか、漢検がどうとか、まあいろんなジャンルのいろんなを見ることができます。その中でいわゆる「漢字の成り立ち」的なことに関連したもまた一定以上見られます。 こうしたにおいて、作者の自己紹介や序文・後記を見てみると、過去に漢字を研究したことはなく、漢字に関連した仕事もしたことがないということ

    「漢字の成り立ち」説には科学的根拠が必要 ~トンデモ・誤字源が世間で拡散されていることに関して~|nkay
    Tomosugi
    Tomosugi 2020/02/10
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