イラン原子力庁は20日、中東で唯一のブシェール原子力発電所の内部を本格稼働が始まって以降、外国メディアには初めてNHKに単独公開し、欧米側との最終的な合意に向けた交渉が来月にも始まるのを前に、核の平和利用をアピールするねらいがあるものとみられます。 イラン南部のペルシャ湾に面したブシェール原子力発電所は、中東で唯一の商業用原発で、おととし本格的な稼働が始まりました。 イラン原子力庁は20日、稼働中の原発の内部を、外国メディアでは初めてNHKに単独公開しました。 原子炉などを24時間管理するコントロール・センターの撮影も許され、この日は850メガワット前後の電力を一般家庭に供給している様子や、技術支援を行っているロシア人技術者の姿がみられました。 一方、施設内は、外部からのサイバー攻撃や、イラン人技術者の暗殺を警戒して、厳重なセキュリティが敷かれていました。 イランは、さらに20基の原発を増