南海電鉄の踏切で、遮断桿が上昇した後に列車が通過し、進入したクルマと衝突する事故が発生しました。原因は踏切装置の故障でしたが、もしここでクルマの運転手が、教習で教わる「窓開け」を実施していたら、事故は防げたでしょうか。 窓を開けていれば防げた…? 南海高野線の西天下茶屋1号踏切(西天下茶屋~岸里玉出:大阪市西成区)で2024年2月6日(火)午前6時20分過ぎ、踏切の遮断桿が上昇した後に列車が通過し、クルマと接触する事故が発生しました。原因について南海電鉄は、付近の架道橋のボルトが踏切を制御する信号回路に干渉し、正常な制御ができなかったためとしています。 拡大画像 踏切で列車の通過を待つクルマ。写真はイメージ(画像:写真AC)。 クルマの運転手は、「まさか遮断桿が上昇した踏切を列車が通過するとは……」と思ったかもしれません。今回の事故は踏切待ちの状態から遮断桿が上がり、クルマが発進した直後に