「iモードの開発に携わっている責任者をだれか紹介してくれないかと頼まれた。会ってもらえないか」。ある人物を介してパナソニックモバイルコミュニケーションズの企画部長だった石井圭介へ面会を申し込んできたのは米アップルのスティーブ・ジョブズだった。石井がジョブズと交流を深めたのは2004年から。iPhoneが発売される3年ほど前だった。「パソコンで築いてきたビジネスモデルがこのままだとiモードに崩さ
しかし、これは、 どう考えたって、変な組み合わせだ- 1984年1月24日。 スティーブ・ジョブズはステージの上にいた。 「これがあれば、なんでも思い通りに表現できる」 と、自信たっぷりに聴衆に訴えている。それは、アップル社が「マッキントッシュ」を世界にデビューさせた瞬間をうつした、過去の映像だった。 ただ、私の視線は、ジョブズではなく、マッキントッシュの画面に集中していた。そこに映っていたのは、1枚の絵。描かれていたのは、流れるような黒髪をくしでとかす妖艶な日本人女性だ。 その絵は「新版画(しんはんが)」と呼ばれる日本の木版画だった。 ジョブズは、会社の命運を賭けた場に、なぜ、この絵を使ったのだろうか? このネタに私が出会ったのは、2015年のこと。以来8年間、ジョブズの知られざる素顔に迫ろうと、WEBの特集記事を書き続けた。日本語だけで7本。英語でも6本の記事を書いた。 そして今年、私
スティーブ・ジョブズ氏は1977年にスティーブ・ウォズニアック氏らとAppleを創業しますが、2人が初めて出会ったのは1971年のことでした。まだ高校生だったジョブズ氏とウォズニアック氏は、電話回線をハッキングして無料で世界中どこにでも電話がかけられる「ブルーボックス」と呼ばれる装置で大もうけしたと言われています。そんなブルーボックスにまつわるストーリーがムービーで紹介されています。 Before They Created Apple, Jobs And Wozniak Hacked The Phone System | FiveThirtyEight http://fivethirtyeight.com/features/before-they-created-apple-jobs-and-wozniak-hacked-the-phone-system/ 「この写真について説明してもらえ
iPhoneやマッキントッシュなど、革命的な製品を次々と生み出したスティーブ・ジョブズの「美の原点」に、彼が10代の頃に親友の家で目にした日本の美術品「新版画」があったことは、去年7月のWEB特集で紹介した。 その後、ジョブズの日本での足跡をさらに取材すると、彼が焼き物に大変な興味を持ち、ギャラリーや窯元をよく訪れていたことが分かった。 ジョブズは、焼き物から何を感じ取っていたのか、どんな影響を受けていたのか。 (国際放送局WorldNews部 佐伯健太郎) 定休日の画廊のブラインドの隙間から、内部をうかがう4つの目…。 1996年4月10日、水曜日の昼下がり。 京都の昔ながらの静かなたたずまいが残る東山区の骨とう街。 たまたま2階の住まいから降りてきた店の人が外国人の男女に気付き、中に招き入れた。 すると、男性は入ってくるなり「コレとコレとアレ」と、いきなり3点の焼き物を指さした。 この
ジョブズ復帰でアップル社内はどう変わったか | Apple Japan 元マーケティングコミュニケーション部長・河南順一 #2 (#1 倒産寸前だったアップルの復活前夜) スティーブ・ジョブズは、1997年のボストン・マックワールドで暫定CEOとしてアップルに復帰すると発表。けれど、社内ではジョブズのビジネスの手腕について懸念を抱いている人も少なくなかったと河南氏は話す。 「暫定CEO」として復帰したスティーブ・ジョブズ 大熊:スティーブが帰ってきて社内はどう変わりましたか? 河南:もうあらゆることが、180度変わりました。まずは乱立していた事業部を全部整理してパソコンだけにフォーカスするということになりました。リストラも大々的にやって、プリンターだとか、モニターだとかも全部切りました。 一番びっくりしたのは「ニュートン」というPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)も切ったことです。
1997年、突如として「Think different」のビジュアルが渋谷の街を埋め尽くした。仕掛けたのは、当時、倒産寸前に追い込まれていたアップルだ。 アップルに復帰したスティーブ・ジョブズが最初に行ったのが、大規模なブランドキャンペーン「Think different」だった。ジョブズは「Think different」でアップルのマニフェストを宣言する。 <抜粋> クレージーと言われる人たちを、私たちは天才だと思う 自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから アップルは創業した時の原点に戻り、世界を変えるクレージーな人たちのための革新的なプロダクトを届けることを世界に約束した。そして翌年、iMacを発売し、それから立て続けにiPodやiPhone、iPadなどの先進的なプロダクトを世に送り出し、アップルは世界的な企業へと返り咲いた。 3月21日に
ジャック・ドーシーが新型コロナウイルスとの戦いに向けて、10億ドル(約1100億円)を寄付することを明らかにした。この金額は、個人によるコロナ関連の寄付としては最大のものとなる。 ツイッターCEOのドーシーは、決済アプリのスクエアの共同創業者でCEOも務めており、今回の寄付には10億ドル相当のスクエア株を用いるという。彼の保有資産はフォーブスの試算で33億ドルとされており、その約3分の1を寄付することになる。 ドーシーは今回の試みをツイッターの投稿で宣言し、感染拡大によりダメージを受けた女性たちの健康問題や教育問題の解決、さらにユニバーサル・ベーシック・インカム(最低所得保障)の導入を促進したいと述べた。 「ベーシック・インカムの導入や女性の健康問題や教育の改善は、人類が長期的視野から取り組むべき課題だと考えている。ベーシック・インカムに関しては、実験を重ねていく必要がある」とドーシーはツ
by Andrea Fistetto Windowsの生みの親であり、Microsoftの共同設立者であるビル・ゲイツ氏が、自身のライバルであり2011年に亡くなったAppleの前CEOであるスティーブ・ジョブズ氏について、CNNからのインタビューの中で言及したと報じられています。 Gates Says Steve Jobs Cast ‘Spells’ to Keep Apple From Dying - Bloomberg https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-06/gates-says-steve-jobs-cast-spells-to-keep-apple-from-dying Bill Gates says Jobs was a wizard in getting staff to keep Apple alive http
これをお読みのデバイスも、ひょっとしたらアップル製――? MacBookやiPad、そしてiPhoneなどのヒットにより、いまや世界中に顧客をもつ同社は、このほど史上初の時価総額1兆ドル(約111兆円)企業となった。その折も折、創業者にまつわる暴露本が、海の向うで出版されるというのだ。 *** すい臓がんを患っていたスティーブ・ジョブズ氏がこの世を去ったのは、2011年10月のことだった。享年56。1976年に前身となるアップルコンピュータをスティーブ・ウォズニアックと共に立ち上げたジョブズ氏は、いわずと知れたカリスマ経営者であると同時に、91年に結婚した妻との間に1男2女をもうけた父でもあった。 ところが彼らのほかに、かつての恋人との間にもうけた娘がいる。9月4日に発売される『Small Fry』の著者、リサ・ブレナン・ジョブズ(40)さんだ。 「タイトルには、親が子を呼ぶ“おちびちゃん
by Jim Abeles Appleの創業者として知られるスティーブ・ジョブズには数々の逸話があり、これまでに何冊も本が書かれ、映画も作られてきました。しかし、そこで描かれる姿には事実とは異なる部分が含まれることがあり、そのたびに共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック氏は自らの見てきたジョブズ像を語ってきました。その新たなエピソードとして、Appleはジョブズに技術スキルが足りなかったことが幸いして成功したということを、ウォズニアック氏が語りました。 Apple at 40: Remembering when Steve Jobs went electric - CIO http://www.cio.com.au/article/597247/apple-40-remembering-when-steve-jobs-went-electric/ ウォズニアック氏は、シドニーで開催され
興味深い記事を見つけたので紹介します。今年亡くなった、アップルコンピュータ創業者のスティーブ・ジョブス。彼が罹ったのは膵内分泌腫瘍という珍しいタイプ(すい臓がん全体の50人に1人)の膵臓がんでしたが、診断されてすぐに手術を受けなかったことを大変悔やんでいたそうです。 この記事は、西洋医学の医師や代替医療(民間療法)の推進者など様々な立場の人に取材していて読みごたえがあります。ざっと主要部分を訳してみます。誤りはどうかご容赦ください。 2011年を振り返る:ジョブスがガン治療に投げかけた問い クリスティーナ・フィオール、MedPage Today記者 アップルの創業者スティーブ・ジョブスはしばしば、「常識を打ち破る」考え方をして称賛されてきた。自分のガン治療という一点を除いては。 ジョブスが10月に56歳で死去したのち、ブロガーや評論家たちは「2003年に見つかった膵神経内分泌腫瘍の手術を先
こんにちはkimiです。 2007年に初代機が発表され、ご存知のように世界中で使われているiPhone。当時はアップルが「携帯電話を発売する」という噂こそあれど、実際のところ社外の人にとっては全くわかっていませんでした。 そんな極秘中の極秘のプロジェクトにもかかわらず、なんとジョブズ氏自らが”アップル社外の、誰もが知るアノ人”に発表前のiPhoneをチラ見せしていたことが8年経った今明らかになりました…!その相手とは一体誰だったのでしょうか? オバマ「これはマジですごいことになる」 9to5macが報じたところによると、今は亡きスティーブ・ジョブズが初代iPhoneを発表する前、当時はまだ大統領になる前のオバマ氏に、個人的な会食の場でiPhoneをチラ見せしていたんだとか!
先日YouTubeはビデオのデフォルトをFlashからHTML 5に移行すると発表しました。 アップルは長らくFlashをサポートせず批判されてきましたが、それに対してスティーブ・ジョブズが発表した2010年の声明が残っています。 彼が5年前にFlashとAdobeや、これからの時代の変化をどう考えていたか垣間見ることができます。 FlashはPCの時代にPCとマウスのために作られた。AdobeにとってFlashは成功しているビジネスだから、FlashをPC以外にも進めてくるのは理解できる。 しかしモバイルの時代は低出力のデバイスとタッチインターフェース、オープンウェブスタンダードが重要であるのに、そのすべての分野でAdobeはうまくいっていない。 iOSにコンテンツを提供するメディアが殺到していることからどんなビデオやウェブコンテンツを消費することにもFlashが必要でないこと
故スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションと言えば、伝説的なものがいくつもあります。 2007年の初代iPhoneの発表や、2005年のスタンフォード大での講演などは有名ですし、人によっては1984年のMacintosh発表を思い出す方もいるでしょう。 しかし自分にとっては、1997年のThink different. キャンペーンの社内向け発表のプレゼンが一番心に刺さります。(これまでに何百回と観ているので、プレゼンを一字一句完コピしてしまいました。飲み会の余興などでやりまっせ・笑) そこにはAppleの発表会ですでに馴染み深いものとなった、聴衆の熱狂もスタンディングオベーションもなく、ジョブズの満面の笑みもありません。そもそもスライド自体が一切なく、製品発表ですらありません。 Apple本社内の数百人しか入らないタウンホールで、新しい広告キャンペーンについて社内の人間に対してジョブズが
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