JR東日本は3月5日、「オフピーク定期券」のサービス拡充と値下げを発表した。現在は約10%の割引率が、10月からは約15%になる。ポイントサービスも拡充されるようで、通勤利用者には歓迎されるはずだ。実際に20万人の利用者がいる。しかし報道によると実績は予想を下回り、値下げでテコ入れするらしい。さらに値引きすれば売れるかというと、それは違うだろうと私は思う。売れ残り品の投げ売りとは違うからだ。 関連記事 定期代が上がる!? 鉄道の“変動運賃制度”が検討開始、利用者負担は 鉄道で「変動運賃制度」の検討が開始された。そもそも、通勤通学定期券によるボリュームディスカウントは必要だったのか。鉄道会社の費用と収益のバランスが、コロナ禍による乗客減少で崩れてしまったいま、改めて考えてみたい。 もはや東京郊外ではない!? 関東の鉄道新線は「県都」に向かう 東京都市圏も大阪都市圏も鉄道新線計画が多く、そのほ