日本政府は日本に駐留する在日米軍の戦闘機に関し、国内で定期的に整備する対象機種を広げる。航空自衛隊機で整備実績がある三菱重工業とIHIに受け入れ拡大を打診する。これまで日本国外で実施していた機体の整備を国内でも可能とし、短期間で補修して東アジアでの中国などの動向に機動的に対応できる体制にする。現在、在日米軍の戦闘機のうち「F18」や最新鋭戦闘機「F35」は日本で整備や補修をしている。新たに「F
ベストセラー戦闘機F-16を上回る性能と、軽戦闘機F-5譲りの低い取得・整備コストを併せ持ち、傑作戦闘機になり得る素質を大いに示しながら、どこの国にも採用されず消えていったF-20「タイガーシャーク」。その出自と顛末を振り返ります。 F-20の原型 F-5戦闘機って? 1980年代中頃、東西冷戦下における同盟国への援助合戦の「落し子」として、アメリカで誕生したとある高性能機が、どこの国からも採用されることなく生涯を閉じました。その名は「タイガーシャーク」。性能面でも価格面でも優れた機体だったのですが、なぜ試作に終わってしまったのでしょうか。 拡大画像 パリ航空ショーで展示されたF-20「タイガーシャーク」(画像:アメリカ空軍)。 さかのぼること70年ほど前の1950年代末、旧ソ連(現ロシア)はその同盟国に、MiG-17「フレスコ」やMiG-19「ファーマー」といった戦闘機を供給するようにな
【読売新聞】 深夜の太平洋で何があったのか――。海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」2機が墜落した事故は、潜水艦を探知する高度な戦術訓練中に衝突したとの見方が強まっている。機体の主要部は水深5500メートルの海底に沈んでいると
GPS jamming mapは、全地球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)への干渉レベルを緑(低)~赤(高)で示しており、過去6時間または24時間の干渉レベルを確認することができる。 GPSジャミングをどのように可視化しているのか Flightradar24は、航空機の位置や速度などの情報をリアルタイムで地上局にブロードキャストする仕組みである「ADS-B」(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)を活用して、それぞれの航空機の位置や高度、速度などを可視化している。 ADS-Bで送信されるメッセージには、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州のGalileo、中国のBeiDouなど各国の測位衛星からの位置情報が含まれている。Flightradar24は、ADS-Bメッセージの一
これはスゴイことだ…。 機齢56年!? 世界中の航空機を追跡できるサイト「フライトレーダー24」に2024年4月4日、高高度偵察機U-2「ドラゴンレディ」の機影が日本上空に出現しました。これを見たSNSユーザーからは、驚きの声が集まっています。 U-2偵察機(画像:アメリカ空軍)。 U-2は1955年に初飛行。当時、ソ連の軍事施設などを、迎撃用の戦闘機などが到達できない高高度から、搭載するカメラで撮影することを目的に開発。冷戦下のキューバ危機をはじめ、さまざまな場で活躍してきました。 同サイトによると、今回日本上空を飛んだのは機齢56年の「68-10337」。島根県上空からほぼ真東に飛び、千葉県の犬吠埼上空を通り、太平洋へと抜けています。なお、このときの巡航高度は6万フィート(約1万8288m)にも迫るものだったと記録されています。 なお、このシーンをサイト上で目撃したユーザーからは、以下
空中給油機はその名のとおり、飛行中に別の航空機へ燃料を給油する機能を持った航空機です。しかし実は、地上でも他機に給油をすることが可能なのです。どのような方法で実施するのでしょうか。 「FARP」という装置を用いれば 空中給油機はその名のとおり、飛行中に別の航空機へ燃料を給油する機能を持った航空機です。しかし実は、地上でも他機に給油をすることが可能なのです。どのようなときに、どのような方法で実施するのでしょうか。 MC-130E「コンバットタロンII」が曳航する「ドローグ」に対して、「プローブ」を差し込み、空中給油を受けるMV-22B「オスプレイ」(画像:アメリカ海軍)。 これを行うには、FARP」と呼ばれる装置を用いる必要があります。FARPは「Forward Area Refueling Point(前線基地給油点)」の頭文字を取ったもので、ポンプとブラダー式のタンクで構成された可搬式の
味方にとって「恐怖の彗星」。 流石にロケットエンジンの再現は断念 ドイツの航空メディアである「フライトレビュー」は2024年3月13日、メッサーシュミット Me163「コメート」の飛行可能なレプリカを製造するプロジェクトが進んでいると報じました。 拡大画像 アメリカの空軍博物館で保存されているMe163「コメート」(画像:アメリカ空軍)。 レプリカの製作は、アマチュアの航空製作者ハインツ・ディーター・シッペルさんが中心となり、ドイツ歴史的航空機保存協会やサイレンス エアクラフトの支援を受けて行っているようです。 同機は、2024年4月にドイツのフリードリヒスハーフェン空港近くで開かれる航空イベント「エアロフリードリヒスハーフェン」に出展される予定とのことです。 同機のオリジナルであるMe163は史上唯一の実用的なロケット推進タイプの戦闘機として、第二次世界大戦中の1943年に迎撃戦闘機とし
アメリカの国家運輸安全委員会(NTSB)は、2024年1月6日に発生したボーイング737MAX9の壁面パネル脱落事故に関する調査を続けています。新たに、NTSBが提出した報告書によって「事故機のメンテナンス作業を記録した監視カメラの映像が上書きされている」ことが明らかになりました。さらに、ボーイングの現役従業員を名乗る人物が匿名掲示板Redditに登場し、ボーイングの内部事情を告発しています。 Senate Committee on Commerce, Science and Transportation on Boeing 737-9MAX Door Plug Blowout - Letter to Senate Committee on Commerce, Science & Transportation on Boeing 737-9 MAX Door Plug Blowout.pd
戦場の劇的な変化による。 ヘリより無人機の方が有効と判断 アメリカ陸軍は2024年2月8日、開発中であった将来型攻撃偵察機(FARA:Future Attack Reconnaissance Aircraft)の開発を断念すると発表しました。 拡大画像 ベルが計画中だったベル360「インビクタス」(画像:ベル・ヘリコプター)。 ロイター通信の報道によると、これまで、同計画には約20億ドルが投じられていました。アメリカ陸軍は、今回の開発中止に関して「戦場の様相はここ数十年で急速に変化しており、学んだ教訓と現代の戦場に対する冷静な評価に基づくもの」としています。 今後FARAに投じていた資金は、ドローン及び無人航空機の開発や調達に回すそうです。アメリカ陸軍は無人航空機を「最先端で効果的、有能かつ生存可能な航空偵察能力」と評しています。 陸軍参謀長のランディ・ジョージ大将は、今回の計画変更に関し
今年の台風の目となるか…! 787-8「JA803A」が初号機に ANA(全日空)グループが2024年2月より新たに展開する新航空会社「AirJapan」の初号機が2024年1月26日の朝、成田空港に到着しました。機体は、これまでANAで使用されていたボーイング787-8「JA803A」です。 拡大画像 成田空港に到着したAirJapan初号機「JA803A」(画像:ANA)。 ANAによると、初号機「JA803A」は中国・アモイ(厦門)で塗装の変更などが行われたとのこと。実機はアモイより26日午前6時すぎに、成田空港へ到着しています。 Air Japanは、これまでANAブランドとして短・中距離国際線の運航を担当してきた傘下の航空会社「エアージャパン」を母体とし、これを発展させた形をとります。 JA803Aをはじめとする同社機は、上位クラスを設けないエコノミー1クラス、324席仕様の客室
2回目の飛行も成功済み。 数機単位の初期生産開始か アメリカ国防総省のウィリアム・ラプランテ調達・維持担当国防次官は2024年1月23日、B-21「レイダー」ステルス爆撃機の初期生産を承認したと明かしました。 拡大画像 初公開時のB-21「レイダー」(画像:アメリカ空軍)。 同機は、B-2「スピリット」の更新用機体として納入される計画でノースロップ・グラマンが開発しているステルス爆撃機で、2023年11月10日に初飛行を成功させています。 2024年1月17日に2度目の飛行試験も終え、いつ生産にゴーサインが出るかが注目されていました。 正式な契約金額や納期に関する話は2024年1月23日時点では明かされていません。生産機数に関しては初期生産ということで数機程度とみられています。なお、最終的にアメリカ空軍では、少なくとも100機のB-21を購入し、2020年代中には就役させる計画です。 ノー
産業用ドローンなどを手掛けるスタートアップ企業のA.L.I. Technologies(東京都港区)が、2023年12月27日に東京地方裁判所へ破産申請し、1月10日に破産手続き開始の決定を受けた。帝国データバンクが15日付で報じた。 帝国データバンクによると、同社は研究開発投資がかさみ大幅な赤字決算が続き、22年12月期は約20億円の当期純損失を計上するなど厳しい運営を強いられていたという。負債は22年12月期末時点で約11億6750万円。 A.L.I. Technologiesは、16年9月に元代表の小松周平さんら東京大学で航空宇宙を研究する学生が中心となって設立したスタートアップ。ドローンシステムや機体の受託開発の他、ブロックチェーンデータベースの実装案件などを手掛けていた。 19年には「東京モーターショー」(当時)でドローン開発のノウハウを生かし、“空飛ぶバイク”こと「XTURIS
#1 「人生で初めて本気で『死ぬかもしれない』と思うと涙がこぼれました」 事故を受けて2日から閉鎖されていた羽田空港のC滑走路も、7日に516便の撤去作業が終了し、格納庫にて警視庁による検査作業が開始した。そして8日にはC滑走路の運用が再開。JALによれば516便が全損したことによる損害は約150億円に上る見込みだという。 そんななかで、乗客379人は脱出したものの、貨物室に預けられていたペット2匹の救出は叶わなかったことで、タレントや女優などの著名人らによるペット論争にも発展した。 1月4日、集英社オンラインのもとに「先日の516便に搭乗していました東京大学に通う吉沢明子(仮名)という者です(略)。私が見た乗客や乗務員の方々の素晴らしい姿をぜひとも知っていただきたいと思い連絡しました」といった内容のメールが届いた。 すぐさま取材依頼をすると「今は札幌の実家に帰省している」と吉沢さん。2日
2024年1月2日18時前ごろ、新千歳発・東京/羽田行のJAL516便(エアバスA350-900、JA13XJ)と、海上保安庁所属「みずなぎ」(DHC-8 Dash 8、JA722A)が羽田空港C滑走路で衝突する事故が発生しました。 ※事故自体の経過についてはNHKの記事などをご覧ください(随時更新されるようです)。 要約Flightradar24など、航空機追跡サイトはボランティアによる受信で成り立っている 海保機は「ADS-B」に対応していなかったので、航空機追跡サイトでは低高度(地上走行中)に表示されなかった 加えて、Flightradar24は自主規制によって海保機の位置を表示していなかった 「ADS-B非対応」はトランスポンダを積んでいないという意味ではない。トランスポンダは積まれていたし、管制側のレーダーには表示される ADS-B非対応機は民間機にも存在するため、海保機のみが特
全日本空輸(ANA/NH)は10月20日、総2階建ての超大型機エアバスA380型機「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の3号機(登録記号JA383A)を成田-ホノルル線に就航させた。最終号機の3号機が成田に到着したのは2年前の2021年10月16日。3号機の定期便投入は初めてで、3機すべてが出そろった。 *ホノルル到着の様子はこちら。 A380 3号機初便となったホノルル行きNH182便をペンライトで見送るANAのスタッフ=23年10月20日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire —記事の概要— ・「目元くっきりのデザイン楽しんで」 ・表情異なる3機 「目元くっきりのデザイン楽しんで」 3号機の初便となったのは1日2往復運航する成田-ホノルル線のうち、2便目のNH182/181便。運航スケジュールは、ホノルル行きNH182便が成田を午後9時30分に
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