半導体分野の取材で「パネル」や「パネル基板」という言葉を耳にすることが増えた。後工程(パッケージング工程)領域で話題に上ることが多い。複数の半導体チップをブロックのように組み合わせる「チップレット集積」において、チップ間をつなぐ基板「インターポーザー」の形成などの後工程に、角型をしたガラス製や樹脂製の基板(パネル)を活用するという文脈の中でだ。パネルはこれまで主に、液晶業界の言葉だった。半導体
東京農工大学らは、情報通信研究機構の公募事業に採択され、「ホログラフィックコンタクトレンズディスプレイを実現する革新的基盤技術の開発」をテーマとした研究開発に共同で取り組む。 東京農工大学は2024年4月15日、徳島大学、早稲田大学、シチズンファインデバイス、シードと共に、「革新的情報通信技術(Beyond 5G<6G>)基金事業 要素技術・シーズ創出型プログラム」に関する情報通信研究機構(NICT)の公募事業に採択されたと発表した。2024~2026年度に「ホログラフィックコンタクトレンズディスプレイを実現する革新的基盤技術の開発」をテーマとした研究開発に共同で取り組む。 目標とするのは、次世代AR(拡張現実)技術のための、目に直接装着できるコンタクトレンズディスプレイ開発だ。研究では、ホログラフィックコンタクトレンズディスプレイ技術の最も基盤となるコア技術の開発を予定している。ホログラ
AppleがマイクロLED搭載「Apple Watch」の開発を中止か 戦略見直しを迫られたams OSRAM:8億ユーロを投資した工場は稼働目前だった ams OSRAMは、マイクロLED戦略の中核となるプロジェクトが「予期せぬキャンセル」となったことから、同戦略の見直しを行うと発表した。同社は顧客名を明かしていないが、市場調査会社などはAppleがマイクロLED搭載「Apple Watch」開発を中止したことによるものと見ている。 ams OSRAMは2024年2月28日(ドイツ時間)、マイクロLED戦略の中核となるプロジェクトが「予期せぬキャンセル」となったことから、同戦略の見直しを行うと発表した。同社は顧客名を明かしていないが、市場調査会社などは、AppleがマイクロLED搭載「Apple Watch」開発を中止したことによるものと見ている。 200mmウエハーの新工場「今後の利用
アマゾンジャパンは5月23日、新型タブレット「Fire Max 11」を発表した。Fireタブレットシリーズ初の11インチディスプレイを採用し、併せてシリーズ初のスタイラスペンにも対応する。価格は3万4980円から。 Fire Max 11は、2K表示に対応した11インチディスプレイ(2000×1200ピクセル)を採用。他のFireシリーズと比べてベゼルが薄くなっている。また、「Made for Amazon」に準拠したスタイラスペンを用意。USI 2.0規格に対応しており、ペアリング不要で使用可能という。ペンは単6電池1本で最大半年間稼働し、タブレット本体横にマグネットで固定できる。 これまで、Fireタブレットはコンテンツ消費用デバイスの側面が強かったが、ペン対応により、クリエイティブ用途でも使えるようになった。その他「Microsoft 365 Personal」の3カ月無料体験も付
ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2023年5月12日、2022年度(2023年3月期)通期の決算を発表した。2023年3月期の売上高は、前年比8.5%減の2707億円。営業損失は444億円。純損益は258億円の赤字と4期連続の減収減益となった。 JDI社長のスコット・キャロン氏は、「大変厳しい結果となった。コスト増、需要減、稼働減という『ディスプレイ業界の3重苦』が影響した。2023年度も厳しい見通しだが、モバイル分野や一部車載製品などの不採算事業から撤退し、2024年度以降の構造的収益改善を行う」とコメントした。 車載分野は好調も、ノンモバイルは需要減 分野別の売上高では、車載分野は、顧客需要の増加や同社の部材不足解消により前年比25.9%増となる1346億円の増収だった。一方で、ノンモバイル分野は同15.3%減の605億円、モバイル分野は同35.6%減の757億円と減収した。 キ
「ディスプレイ7枚、美少女アバターで会議に出席」 リモートワーク環境から見るYostarの働き方 2023 4/14 リモートワークについて社内アンケートを実施していたところ、上記の画像が添付されていました。液晶ディスプレイ6機に、液晶タブレット、計7枚のモニターがあります。VR機器にも繋がっているらしく、出力という点では8系統あるそうです。またリモート会議では「美少女キャラクター」となり参加をしているとも。 今回そんなお話を聞かせてくれたのは、マーケティング部技術チームのKさん。技術チームは3Dを用いたクリエイティブを行っています。例えば「パーミャチ・メルクーリヤとおしゃべりLIVE バレンタインSP」や「アロナちゃんねる」の配信、広告などにおいて、3Dの制作・開発を行っていると言えばわかりやすいのではないでしょうか。 その他最先端の技術に対して様々な研究にも取り組んでいるそうです。 そ
USB4上でDisplayPortを効率的にトンネリングできる新機能を追加 VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)は2022年10月、DisplayPortの最新バージョンになる「DisplayPort 2.1」の仕様を公開した。USB4上で、DisplayPortをより効率的にトンネリングするための機能などが新たに追加された。 DisplayPort 2.1は、「USB Type-C」や「USB4」との整合性を高め、DisplayPortとUSB4の両方に対応する共通のPHYをサポートした。さらに、新しいDisplayPort帯域幅管理機能も追加した。DisplayPortをトンネリングするための機能に対応したことで、USB4リンク上で他のI/Oデータトラフィックと、より効率的に共存できるという。 DisplayPort 2.1は、モニター画像の圧縮伝送技術「DSC(Display
シャープは2022年2月18日、大型液晶パネルの開発、製造工場を運営する堺ディスプレイプロダクトを完全子会社として復帰させるため、SDP株式の取得協議を行うと発表した。 シャープは2022年2月18日、大型液晶パネルの開発、製造工場を運営する堺ディスプレイプロダクト(SDP)を完全子会社として復帰させるため、SDP株式の取得協議を行うと発表した。液晶パネルの調達安定化や、市場におけるディスプレイ需要の将来的な高まりへの対応を狙う。 SDPは2009年の工場稼働開始時から、シャープに大型の液晶パネルを供給してきた。しかし、液晶パネルの市場環境が悪化したことから赤字経営となり、2021年3月にはシャープがSDP株式の売却を検討したものの、中止した経緯がある。現在、シャープはSDP株式の20%を保有しており、残り80%は投資ファンドであるWorld Praiseが保有する。 今回、シャープはWo
ASUS JAPANの32型プロ向けディスプレイ「ASUS ProArt PA32UCX-P」は、直下型ミニLEDを搭載し、さまざまな現場の要望に応えた新モデルだ。それを大量導入したバンダイナムコスタジオに、その理由と得られたものを伺った。 バンダイナムコスタジオは、バンダイナムコエンターテインメント傘下でコンテンツ開発に特化して活動するクリエイター/エンジニア企業だ。「テイルズ オブ」「鉄拳」といった数々のビッグタイトルは、ここから生み出されている。 エンターテイメントのプロバイダーとして、コンテンツに関わるテクノロジートレンドに対しては常にアンテナを張って情報収集を行い、積極的に検討し、制作機材もそれに対応していく必要がある。そのような同社内で、導入機材の検証や導入を支援する立場にあるのが「テクニカルアーティスト」として活躍する鈴木氏と山口氏だ。 両氏は、社内で「HDR警察」とも呼ばれ
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