6月8日、「B-CASカード不要で有料放送を視聴できるプログラム”FreeCAS”を独自に開発、公開していた17歳の少年が逮捕」というニュースが流れて話題になりました。 B-CAS使わず有料テレビ計70chを無料視聴 ネットで「不正プログラム」公開 17歳無職少年逮捕 警視庁(産経ニュース)不正プログラム:TV無料視聴をネット公開、少年逮捕(毎日新聞)衛星放送を無料視聴するプログラム公開容疑 17歳逮捕(朝日新聞)少年の容疑は、「不正競争防止法違反(技術的制限手段回避装置の提供)」です。 調べてみたところ、彼は「うんコム」と名乗って2ちゃんねるに書き込み、自宅サーバーでFreeCASを配布していたようです。 この件について、ネット上の情報をもとに、背景や状況をまとめました。 以下、目次です。 「天才少年」の独自開発ではない! B-CAS「不正」書き換えとSoftCASそしてFreeCAS
有料のデジタル放送をパソコンで無料視聴できるプログラムを開発してインターネット上に公開したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は8日、佐賀市の無職の少年(17)を不正競争防止法違反容疑で逮捕したと発表した。 パソコンで有料のデジタル放送を視聴するには「B-CASカード」が必要。これまでカードを不正改造して無料視聴できるようにして摘発された例はあったが、カードがなくても視聴できるプログラムを公開したケースで逮捕されるのは全国で初めて。 逮捕容疑は昨年6月23日、同カードがなくても有料デジタル放送が無料で視聴できるプログラムを独自に開発し、自身のホームページ上に無料で公開して不特定多数の人が閲覧、入手できる状態にしたとしている。少年は「今は話したくない」と認否を留保しているが、逮捕前の任意の調べには「カードが邪魔だった。無料視聴したかった」と容疑を認めていたという。 同課によると少年は、ネッ
テレビの有料放送を料金を払わずに見られるように情報が書き換えられたB-CASカードをインターネットを通じて購入し、複数の有料放送を不正に視聴していたとして、警視庁は都内に住む会社員や主婦など男女43人を一斉に検挙しました。 B-CASカードによる不正な視聴の集中取締りは全国で初めてです。 B-CASカードは、デジタル放送を見るためにテレビなどに差し込んで使うカードで、警視庁は料金を払わずに有料放送を見られるように情報が書き換えられたB-CASカードをインターネットを通じ1枚2万円ほどで販売したとして、さいたま市の男ら4人を不正競争防止法違反の疑いで逮捕し、4人はすでに有罪判決を受けています。 警視庁が販売先を調べたところ、都内に住む24歳から66歳までの会社員や自営業者、主婦など男女43人がカードを購入し、映画やスポーツなどの複数の有料放送を不正に視聴していたとして、不正作出私電磁的記録供
武士が政権を取るとは、武士の決めたローカルルールが天下国家を仕切るパブリックなルールになるということである。 同時に、それまでのパブリックなルールだった、朝廷の決めたことは京都のローカルルールになってしまった。これは武士が、他の全ての人間の意思に反して、暴力だけで押しつけた結果ではなく、むしろ、「どちらのローカルルールがまともか」という争いに勝ったということである。 2ちゃんねるのローカルルールが法律に反していたら、当然、ローカルルールを曲げて法律に従うべきだと、今はみんな思っている。 それと同じように、平清盛の時代にも、武士のルールは武士の世界だけに通じるローカルなもので何の普遍性もないと誰もが思っていた。当時のパブリックなルールは、奈良時代に制定された律令を基本として朝廷が決めたことで、これが武士の世界の上にあると思われていた。 武士とは、もともとは何事も暴力で解決する乱暴な人たちとい
テレビの有料放送視聴に必要な「B―CASカード」の不正改ざん事件で、京都府警サイバー犯罪対策課などは10日、宇治市五ヶ庄平野、京都大防災研究所技術職員・多田光宏容疑者(30)を電磁的記録不正作出・同供用容疑で再逮捕した。 多田容疑者は容疑を認め、「普段見られないチャンネルを見たかった」と供述している。 発表では、多田容疑者は5月19日、兵庫県西宮市内の知人宅で、同カードのデータを改ざんして暗号を解除し、同20日~6月10日に有料放送を無料で視聴できるようにした疑い。 一方、地検はこの日、多田容疑者の最初の逮捕容疑について電磁的記録不正作出・同供用罪で起訴。同カードを巡る別の不正改ざん事件で逮捕された東京都西東京市の無職小林一幸(43)、同大田区の無職浅野智和(36)両容疑者も不正競争防止法違反などでそれぞれ起訴した。
先日のエントリーで、「(B-CASのアクセス制御機能を回避できるように改造した)黒B-CAS(BLACKCAS)の提供」は不正競争防止法違反で刑事罰の対象となるだろうという趣旨のことを書きましたが、やはり、現実の事件となってしまいました(参照記事)。 記事によると、BLACK-CASをオークションで販売した人は不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたようです。アクセス制御回避機器を譲渡したということで刑事罰の対象になるということで、ここまでは想定の範囲内です。 問題は、最近明らかになったB-CASカードの脆弱性をついた改造の方です。まず、改ざんのためのプログラムをインターネットで配布した人が不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたようです。厳密に言うと、アクセス制御を回避するプログラムそのものを不正の利益を得る目的等で配布すると刑事罰の対象になるのですが、B-CASを改造するプログラムもそのような
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