水泳用品などを手掛けるフットマーク(東京都墨田区)は5月8日、男女同じデザインのジェンダーレス水着を一部リニューアルして販売すると発表した。 水着の正式名称は「男女共用セパレーツ水着」。生徒が性別を気にせず水泳の授業に参加しやすくすることを目的としており、肌の露出が少ない、体のラインが目立ちにくいといった特徴がある。 同社がこの水着を開発したきっかけは、性の悩みを抱える生徒の「どんな水着を選べばいいか分からない」という声だった。学校現場でLGBTQへの関心が高まっていることも背景にある。 さらに「肌の疾患が気になる」「手術跡を見せたくない」「日焼けしたくない」といった悩みの解決も狙っている。 2022年6月に同社が水着の概要を発表した当初は、そのコンセプトが大きな話題となった。2022年度は公立中学校の3校がテスト販売を実施。2023年度は300校以上が導入し、2024年度は400校以上で