cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
「ぼくの描いたトトロはなかなかのものなんですよ。宮さん(宮崎駿)にも誉(ほ)められました」。鈴木プロデューサーはじつは絵がうまいのです。「ナウシカとか、もう宮さんはずっと描いてないから、ぼくのほうが絶対に上手ですよ」。ジブリのポスターの筆文字もほとんど自分で書いちゃったりしています。 鈴木プロデューサーは、プロだからといって無条件に信用したりはしません。「いいもの」か、「悪いもの」か、世の中にはふたつのものしかないのだというのです。なるほど、ジブリの作品には素人の声優がたくさん登場します。大橋のぞみちゃんの後ろでポニョを歌ったおじさんは博報堂のジブリ担当のひとです。今回の映画ではやる気のない会社の受付役を演じました。イメージがぴったりなのです。 PWJという、東日本大震災の被災者支援を行っている団体から、被災地でジブリの映画を上映してくれないかと頼まれました。今月2、3日、新作の「コクリコ
スタジオジブリの最新作として劇場公開されたアニメ映画『コクリコ坂から』。その公開初日となる2011年7月16日、監督の宮崎吾朗氏とドワンゴ会長でスタジオジブリプロデューサー見習いの川上量生氏の対談番組がニコニコ動画で放送された。 「ガチ対談」と銘打って、気合いの入ったトークが展開されるはずだったが、当初の予定にはなかった2人のビッグゲストが急きょ登場。川上氏が動揺してしまい「ガチ対談」とはならなかったものの、視聴者からは驚きと歓喜のコメントが殺到した。 [ニコニコ生放送]ガチ対談 宮崎吾朗氏×川上量生氏 http://live.nicovideo.jp/watch/lv56535164?po=news&ref=news ■「本物来たwwwwwwwwwwwwww」 「大変緊張しています」。番組開始直後、ガチガチになった川上氏の隣に座っていたのは、宮崎吾朗氏ではなく、その父である駿氏だった。対
3月28日に行われた「コクリコ坂から」の主題歌発表の記者会見。宮崎吾朗監督(左端)らが、大地震発生後の混乱の中でも映画製作を続けている状況を報告した 東日本大震災が起こった3月11日、僕は東小金井のスタジオジブリの会議室にいました。 今年の夏に公開されるジブリ最新作「コクリコ坂から」の宣伝会議で鈴木敏夫プロデューサーや宮崎吾朗監督と一緒だったのです。年明けからスタジオジブリにお世話になり、もう2か月以上たっていて、そろそろ仕事しなきゃなと思っていました。 そういうわけで、ちょうど地震のあった日は、ネットでのプロモーションはこうしたらどうだろうという提案を、鈴木プロデューサーにプレゼンしていたのです。 どうせすぐに収まるだろうと思っていた揺れは激しく長く続きます。これは大変な地震じゃないかとみんなが気づき慌てはじめます。冷静だったのは鈴木プロデューサーでした。どこか事態を楽しんでいるふうにも
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