刑事ドラマ：元１課長、劇的転身 東映で考証「リアルに」 | 毎日新聞テレビの刑事ドラマで「警察考証」を担当する元京都府警捜査１課長、中園修二さん＝京都市右京区の東映京都撮影所で、中津川甫撮影 京都を舞台とする数多くの刑事ドラマで、脚本に現実との矛盾がないかについての助言を引き受ける男性がいる。東映京都撮影所（京都市右京区）で「警察考証（監修）」を担当する元京都府警捜査１課長、中園修二さん（７０）＝大津市＝だ。２０１０年から「科捜研の女」「京都人情捜査ファイル」など十数作品を考証。視聴者受けを狙うあまりに現実離れし過ぎることを防ぎ、リアルなせりふや動きになるよう厳しいまなざしを注ぐ。 熊本県上天草市出身で１９７０年に府警に採用された。主に刑事畑を歩み、０５年から２年間、殺人や強盗など凶悪犯を追う捜査１課長を務めた。０８年に退職し大手ゼネコンに再就職したが、過去に太秦署（現右京署）で働いた縁などで東映京都撮影所から相談役・製作アドバイザーを要請された。
