2日午前8時45分頃、北海道日高山脈のヌカビラ岳を登山していた12人のパーティーから、「増水と疲労で身動きが取れなくなった」と、道警に救助要請があった。 道警はヘリコプターを出動させ、同11時10分頃、ヌカビラ岳尾根付近で一行を発見、救助を開始した。 道警によると、12人のうち、8人は50〜60歳代の登山客、4人は札幌市内の山岳ツアー会社のガイドら。一行は7月30日から日高山脈を縦走し、8月1日に下山する予定だった。天候が悪化したため、ヌカビラ岳尾根付近でテントを張り、回復を待っていたという。 道警は、登山客らを平取町内の小学校に移送、負傷状況を確認する。林野庁北海道森林管理局によると、ヌカビラ岳は標高約1800メートル。