18日午前に発生した京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」の爆発火災は、33人(男性12人、女性20人、性別不明1人)の死亡が現場で確認された。病院に運ばれた負傷者は身柄を確保された男(41)を含め、男女36人(重症10人、中等症6人、軽症20人)に及んだ。 京都府警によると、建物内にいたのは従業員を中心に計74人で、けががなかったのは6人。府警は1階から3階まで、らせん階段で吹き抜けになっている建物の構造から、火と煙の回りが早かったとみている。 出火から約20時間後の19日午前6時20分、ようやく鎮火が確認された。鉄筋3階建ての建物延べ約700平方メートルの大半が焼けた。府警と市消防局は同9時20分ごろから、約40人で現場検証を始めた。 府警によると、死亡した33人のうち、5人は遺体の損傷が激しく、19日に司法解剖をして死因を調べる。ほかの人は一酸化炭素中毒だったとみられると