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増田と読み物に関するtakeishiのブックマーク (15)

  • とらの話

    うちは普通のサラリーマン家庭なのですが、父方の祖母は、占い師か拝み屋みたいなことをしていました。とはいえ、謝礼にお金はもらっておらず、べものばかりだったようです。それも手をつけることはなく、近所のお稲荷さんにお供えしていました。 私が大学の時、先輩と出会いました。先輩はゼミのOGで、就活の相談で知り合いました。色白で、黙って座っていたら良家のお嬢さんという印象です。しかしどこか掴みどころがない人でした。 祖母が先輩と会ったのは、相談の時に私が忘れ物をしたのがきっかけでした。 春先だったか梅雨だったか、よく覚えていないのですが、雨が続く時期だったと思います。 友だちからもらった、ディズニーのお土産のタオルハンカチでした。大事なものだったので、同じ沿線だから駅まで持っていって渡そうか、という先輩の言葉に甘えました。 出掛けに、祖母も駅前へ花を買いに行くというので、一緒に向かいました。 先輩を

    とらの話
    takeishi
    takeishi 2021/10/19
    野生の不思議な話
  • 1年半ずっとATMとして働き続けたときの話

    こう書くとATM扱いされた夫の話だと思われるかもしれないがそうではない 読んで字のごとく、自分がATMの中の人として働いたときの話である 今から20年ほど前、某金融機関に入社した私は適当な集合研修を受けたのち、とある支店に配属された そこで私に割り当てられた仕事ATM担当である 今では多くの金融機関はATMの管理・現金装填を警備会社へアウトソーシングしている ただ当時はそういった雑務も全て職員の仕事であった 郊外の支店であれば比較的平和だったのかもしれないが、私の支店は繁華街のど真ん中にあり、周囲は飲み屋やパチンコ屋、場外馬券売り場などに囲まれていた そうなると客層は当然悪い 紙幣しか入らない投入口に硬貨を投入しATMを壊そうとするおっさん(口座残高が800円だったので200円入れて1000円にして引き出してパチンコに行きたかったらしい) 「UWF銀行に振込したいのに画面に出てこない

    1年半ずっとATMとして働き続けたときの話
    takeishi
    takeishi 2021/02/19
    オチから想定されるのはいつもの人?毎度毎度どこからリアルっぽいお仕事情報仕入れて来るのか
  • 就活によって虎にメタモルフォーゼしてしまった先輩の話

    サークルの先輩になるが、就活中にいろいろと思い悩んだ結果、とうとう発狂して虎にメタモルフォーゼしてしまった男がいた。 彼は極めて優秀な男で、幼少期からご近所でも評判の秀才だった。 大学も一流国公立に現役合格。 なので、彼自身としてもエリート意識というか、周りの奴らとはひと味ちがうんだよなーみたいな気分があった。 そんな彼だったのだが、就活をしている最中に突如失踪し、そのまま行方不明になってしまったのである。 失踪の一年後。 飲み会帰りで酩酊状態にあったわたしは、軽くリバースしようと思って路傍の植え込みに近づいた。 すると、そこから一匹の虎が何の脈絡もなく登場。 虎はガオーとわたしを威嚇したので、ビビった。 しかし、そのガオーをよく聞いてみると、そこには往年の先輩を思い出させるような音色が多分に含有されていたため、わたしは勇気を出して話しかけてみた。 「すみません。ひょっとして、先輩じゃない

    就活によって虎にメタモルフォーゼしてしまった先輩の話
  • 就活で自殺するぐらいなら就活する前に自殺しろ

    就活で自殺するぐらいなら就活する前に自殺しろ。そうすれば就活なんかしなくてもいい。就活をするんだったらしてもいいしした後で自殺してもしている途中で自殺してもおんなじだ。みんな自殺しよう。 いつも偉そうな能書きたれている清水だかなんだかいうアホが就活で自殺するな中小企業がどうだこうだと書いていた。清水はバカである。学生のうち99.99%は特に何の業績も上げられずにガンなり糖尿なりになって普通に情けなく死ぬ。ウィキペディアに名前も残らない。残るのはせいぜい2chの恥ずかしい書き込みログぐらいだ。増田のアカウントも消しておかないとな。さっさと自殺しろ。この世はお前のためにあるんじゃない。この世は清水みたいなアホと、そのアホに洗脳された名無しの歯車たちのためにあるのだ。ああいう奴らが偉そうに能書きたれるために社会は存在する。就活ぐらいで自殺するなと。 就活ごときで自殺するなと言っている人間は就活そ

    就活で自殺するぐらいなら就活する前に自殺しろ
    takeishi
    takeishi 2015/01/13
    極論だが読ませる人生論
  • 隣室に外国人の親子二人が引っ越してきた。

    隣室に外国人の親子二人が引っ越してきた。東欧から来たそうだが、母親の方は学生時代に日に留学していたらしく(その後帰国→結婚→出産→離婚→再来日)日語は達者だった。 子供の方は中学生の女の子だった。引っ越してきた時は小学生だった。 よくあるシングルマザーの例に漏れず、母親が仕事(翻訳家兼出版業らしい)で深夜まで帰宅しない日が多かった。そのため、右隣に住んでる俺と左隣に住んでる老夫婦が時折娘の面倒を見ていた。まあ、実際に見るのはもっぱら老夫婦だったが、俺の部屋にも月に何度か来ていた。目当ては俺のゲーム機と部屋に散乱している漫画で、来るたびに少年ジャンプを一心不乱に読んでいた。 母親が泊まりがけになる時は、徒歩5分の所にあるツタヤに連れて行って映画やアニメのDVDを借りてやったり、それを再生するためのプレステ2を貸してやったりもした。 俺自身も母子家庭に育った事もあり、彼女の人なつっこさも手

    隣室に外国人の親子二人が引っ越してきた。
    takeishi
    takeishi 2010/05/14
    母さん知能犯
  • 小学生が振り回した傘で失明した話

    雨の時期になると決まって思い出すことがある。あれは7年前、私がまだ東京で大学生だった頃の話だ。大学へ向かう道すがら、私の前を3人の小学生が歩いていた。ちょうど雨がやんだときで、小学生は傘を振り回して何か漫画の真似をして遊んでいる様子だった。危ないなと思いながらも、私は大学に急ぐべく小学生の脇を通り抜けようとした。 気づくと私は右目を押さえ道端に昏倒していた。小学生が振り回した傘の先端が私の右目に突き刺さったのである。右目からあふれ出る血を左目で眺めながら、私は犯人を探した。すると小学生のひとりがげらげらと笑いながら「たいきゃくー」と叫んで走り出したのである。その瞬間、私の体の中で赤く熱いものが駆け巡り、一気に沸点に達した。怒りである。一見して深刻な事態と分かる私をよそに、当事者が「たいきゃくー」などと嘯いていることに私の感情は沸き立ったのである。私は後にも先にもあのときほど怒りを覚えたこと

    小学生が振り回した傘で失明した話
    takeishi
    takeishi 2010/04/06
    浅い眠りについた所で終わってたらいい?話だったのにー
  • 告白。僕の彼女を紹介します

    告白します。 僕は、が居る身でありながら未婚の女性ともう3年も付き合っています。もう別れる事なんて出来ません。彼女とは結ばれる運命だったのです。これはもう相思相愛なのです。 出会いは、3年前のとある病院でした。僕がたまたまその病棟へ訪れた時、彼女は滅菌された部屋に横たわっていました。彼女はその病院に入院していたのです。僕は彼女とは結ばれる運命だったのだと、一目見てわかりました。もちろん彼女も僕を見て「運命の人だ」と感じたに違いありません。それはそれは衝撃的な出会いでした。お互い惹かれあう様に彼女の退院と同時に濃厚な付き合いが始まりました。 彼女は、結婚についての話を極力しません。意識しているのか、「結婚」自体の概念が彼女には無いのか。もしかしたら彼女なりに気を使っているのかもしれません。とにかく天真爛漫で、たまに何を考えているかわからない時があります。しかし、結婚はどうしても出来ないんで

    告白。僕の彼女を紹介します
    takeishi
    takeishi 2008/11/07
    うわーん釣られたー/3回読んでやっと分かったよ!
  • 1984年生まれの見た世界

    幼稚園年長(1990年度)記憶にある時事ニュースで最も古いものは幼稚園児代。 先生が砂場で遊んでる自分たちに向かって 「海の向こうでは今『せんそう』(湾岸戦争)が起こってます。 なんで人は殺し合うんでしょうね・・・」 というようなことを言ったのがそれで、その時はとにかく 「遠くで何やらすごく恐ろしいことが起こってるんだ・・・。」 くらいにしか感じなかった。 あの先生がそうつぶやいた日の空は澄み渡ったきれいな青空で、 「平和そのものの天気」と「遠くにあるおそろしいもの」がひどく対照的で違和感を感じた。 小学校低学年(1991-1992年度)父はある日「すごいお土産だぞ」と、 灰色でかわいくて格好いい形をした機械を持ってきた。 パイロットウイングス。 あの頃、飛行機を巧く操縦できる奴は神だと思った。 機体を傾け、緑の輪をくぐる。静かな着地。 教官のきつい言葉に、甘やかされていた俺はたじろいだ。

    1984年生まれの見た世界
    takeishi
    takeishi 2008/06/21
    いい増田
  • 60億のイス取りゲーム

    職を失って10年か。公園に落ちてた3日前の新聞を読みながら僕はそんなことを思った。時刻はまだ配給の1時間前だっていうのに随分とお仲間が集まっている。僕が失職した10年前にはこんなにはいなかったし、まだ恥ずかしいことだと思われてた。でも今じゃ個人の能力のせいではなく政策のせいだとみんなが思っている。まあ八つ当たり的な部分も多いだろうけど。僕自身はやっぱり能力のせいだと思っている。ただ競争相手が増えすぎたせいで負けただけだと。 しがないプログラマだった僕はそれなりに優秀な方だったと思う。同僚と比べても仕事は速かったし、コードの質もなかなかのものじゃないかなって思っていた。でもそれはあくまでも同僚や日人の中ではという前提の話で、そして思っていたという過去形の話だ。 プログラマという職業上、データさえやりとりできれば別に僕らが日にいなくても、日人じゃなくても仕事は進む。だから会社は現地で優秀

    60億のイス取りゲーム
    takeishi
    takeishi 2008/05/20
    あえて時代設定をぼかしている所がうまいな
  • 犬の餓死

    ある芸術家が餓死寸前の犬を展示して「犬の餓死」という芸術を発表した。しかもこれはまだ最初の布石に過ぎず、私が表現しようとする芸術の準備段階だと宣言した。「犬の餓死」だけでも非人道的なのに、それが準備段階に過ぎないと宣言したことで、様々な人から非難が集中した。ネットでは芸術家のブログは炎上し、自宅には反対するグループが押し寄せ、それらをマスコミが取り上げ更に盛り上がり、収拾がつかない程に社会問題化した。 それを受けて芸術家は新たなコメントをした。次の展示に使う犬は保健所で処分される予定の犬を使用することにします。助けたい人がいらしたらどうぞご自由に。次の展示が行われる日、展示される美術館では初めて開館前に行列ができていた。鉢巻をして襷をかけたいかにも抗議団体ですという集団や、興味位で初めて美術館に訪れましたというような一般人、そしてそれらを面白可笑しく撮ろうする撮影人。100人以上の人が集

    犬の餓死
  • 彼女が料理してるところを後ろから眺めてた。

    「魚さばけるんだね。すごいね。」 「そう? これくらい全然すごくないよ。」 「だって、前の彼女が初めて魚さばくときなんか、『きゃー! 目がこっち見てる! こわい!』って大騒ぎだったよ。」 「ふうん………………。」 きゃー! 目がこっち見てる! こわい!

    彼女が料理してるところを後ろから眺めてた。
    takeishi
    takeishi 2007/11/18
    増田ショートショート
  • 結婚しました

    先週、婚姻届を提出してきました。プロポーズは彼女のほうからでした。 生きる気力に乏しく仕事も辞めて、貯蓄が底をついたら死のうと漠然と考えていました。そんな私でも、彼女はおそるおそる「結婚しない?」といってくれました。私は彼女とずっと一緒にいたいからなどというわけではなく――そもそも仕事を辞めてから既に24時間一緒でしたし――今までこんな私に付き合ってくれた彼女に感謝する気持ちで結婚を決めました。 彼女に親族と呼べるようなものはいなかったので、結婚まではスムーズに行くかと思ったのですが、恥ずかしながら私の親兄弟の猛烈な反対にあいました。財産目当てだとか権利云々とかずいぶんひどいことを言われました。でも冬子は黙って耐えました。最終的に、私は死んだと思えと宣言して絶縁することになりましたが、彼女の心情を思うと申し訳ない気持ちでいっぱいです。 だから婚姻届も一人で出しにいくことにしました。何処で聞

    結婚しました
    takeishi
    takeishi 2007/11/16
    何だ、3次元か/やっぱり手で触れる実体って必要なのかなあ/1行目読んだ限りでは仮想人格の、いわゆる「2次元嫁」の話かと思ったのだ
  • エレベーターには裏技があるらしい。Part2(もし三菱製だったら)

    エレベーターには裏技があるらしい。 エレベータのボタンを押し間違えた時に、それを訂正するテクニックがあるというブログを読んだ。 僕が働いている会社のエレベーターは三菱製である。三菱の場合、キャンセルしたい[階数ボタン]をダブルクリックすることだ。 おもしろそうだ。やってみたい。悪戯とも言えないレベルだが、こういうものは試したくなる。 次の日、会社でエレベーターに乗ると、いい感じに一人だった。4000人を超える大会社の中では、3日に一度あるかないかくらいのタイミングだ。試すには絶好のチャンス。試すしかない。 何階にしようか少し迷ったが、26階を押すことにした。僕の階は18階なので、全く関係ない。26階はちなみに社長室がある階で一般の社員が降りることはまずない。 まあ、どうせすぐキャンセルするんだし、と思いつつもなぜか緊張してしまう。もしキャンセルできなかったらどうしよう、とも思ったが、その時

    エレベーターには裏技があるらしい。Part2(もし三菱製だったら)
    takeishi
    takeishi 2007/10/31
    三菱はダブルクリックなのか
  • 20円を騙し取ったときのこと

    小学校1年生のとき、カードダスっていうガチャポンのカード版みたいなのがスーパーの入り口にあった。 何を思ったのか俺は店員に「金を入れても出ない」と言いに行った。店員は俺に一枚分の20円をよこした。 それをカードダスの機械に放り込んだかどうかはもう覚えてない。 翌日俺が家に帰ると母親がマジギレしていた。一緒にいた友達が電話したようだった。過去最大級の怖さだった。 俺はその店に謝りにいかされた。狭い部屋に案内された。じきに30代位の店長らしき人がやってきた。 心臓が縮みきってマジ泣きしてる俺が泣き止むように肩に手を置いて、その人は優しく声をかけてきた。 色々話していたが、その人は「今回の件で私は正直なところ、あまり困ったり傷ついたり悲しんだりしてない。」 「君や私よりずっとつらい目にあった人がいる。それは誰だと思う?」と問いかけた。 俺は正直まったくわからなかったが、その人の目線を追ってみると

    20円を騙し取ったときのこと
    takeishi
    takeishi 2007/03/19
    いい店長だな。/きのこ…?なんで?ああ、タイトルね。
  • ずっと、ずっと - はてな匿名ダイアリー

    友人が狂ったらしい。子供が生まれてすぐ旦那に先立たれ、そしてこれ以上ないくらい可愛がってた娘も、先日亡くなったとのことなので、そうなる気持ちもわからなくはないが。彼女の娘の葬式には用事があり行けなかったし、様子も心配なので、見舞いに行くことにした。 精神病院というと、檻がついてるものだと思っていたが、その認識は古かったようで、檻などなく、 また、病院内も普通の病院と変わらないようだった。この病院には軽い人が多いのか、そもそも私のイメージ自体が間違っているのかはわからなかったが。エレベーターで3階に上がり、廊下の一番奥にある、彼女が入院している個室の前に立つ。最後に会ったのは彼女の子供が生まれてすぐの頃だったから、何年ぶりだろう。最後に会った彼女は、元来控えめな性格ではあったが、とても幸せそうに笑っていた。その印象しかない。そんな彼女は今どうなっているのだろうか。深呼吸をして、重苦しい気持ち

    ずっと、ずっと - はてな匿名ダイアリー
    takeishi
    takeishi 2007/03/14
    ↓>病院に閉じ込めるほどでもない 通院より入院の方が治りが早いと医師が判断すれば入院を勧められるかも。あと病院は本人(または家族)の意思で自発的に入るところです。/林先生オチ流行し過ぎ
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