新型インフルエンザの流行で試験を欠席した受験生のために、お茶の水女子大など8国立大が来春の2次試験で追試験を行うことが朝日新聞の調べで分かった。追試験の方向で検討中の大学も7校あった。従来、国立大は病気を理由にした救済措置はとっておらず、異例の措置となる。国立大学協会は「追試験をするとしても今回に限った措置にすべきだ」としている。 10年度入試のシーズンに、新型インフルエンザが流行した際の対応について全国の国立大82校にアンケートし、74校から回答を得た。 追試験を「実施する」と回答したのは、お茶の水女子大のほか、弘前、宮城教育、東京海洋、名古屋工業、徳島、九州工業、鹿屋体育の8大学。前期日程のみの鹿屋体育大以外はいずれも、前期・後期の両方で実施するという。また、「検討中」と答えた65校のうち、岩手、兵庫教育、鳥取、広島、香川、高知、長崎の7大学が「追試験をする方向」だった。東大、京大