先日、公開が始まった「スパイダーマン 3」。もちろん、シリーズ最終作がどのようになるのか。その“収拾の付け方”が気になるところだが、そうした映画のストーリーとは別に、画質面での仕上がりがどうなっているかに興味をそそられ、ゴールデンウィークに自宅近くのシネマコンプレックスに出かけてきた。 スパイダーマン 3は、作品のオリジナルネガを直接、コマごとのスキャナで読み取ってDI(Digital Intermediate:中間編集用フィルムをデジタルで代用する制作手法)編集を行ない、その結果をフィルムに焼かず、直接デジタルシネマパッケージで流通させている(もちろん、デジタルシネマ対応映画館のみだが)。さらに、スキャン以降、すべての工程を4Kフォーマットで行なっている。 つまり4Kデジタルシネマに対応した映画館に行けば、オリジナルネガから直接、コマごとにデジタル化した、本来の画質そのままの映像が楽