歴代最高興収を更新(C)2001 Studio Ghibli・NDDTM 配給大手・東宝の2021年度ラインナップ発表会が12月15日、東京・日比谷の同社で行われ、歴代最高興行収入で1位に君臨していた宮崎駿監督作「千と千尋の神隠し」の興収を316億8000万円に上方修正した。これは、今年6月26日から8月まで全国372館で「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「ゲド戦記」とともに再上映された際に記録した数字を加算したものだ。 2001年7月20日に封切られた「千と千尋の神隠し」は、第52回ベルリン国際映画祭でアニメーション作品として初の金熊賞を受賞。さらに、第75回アカデミー賞で長編アニメーション賞を戴冠するなど、世界中で根強いファンがいる傑作だ。新型コロナウイルスの感染拡大により全国の劇場が休業を余儀なくされたが、「一生に一度は、映画館でジブリを」というコンセプトのもと再び上映されると、初週